「スプレーで火炎放射」の動画撮影で事故、スプレー缶爆発で大やけど

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若者がスプレー缶を使って「火炎放射」の動画を撮影しようとしたところ、スプレー缶が爆発して重傷を負う事故が発生しました。皮膚の75%が火傷を負っており、感染症のリスクもある深刻な状態です。

動画撮影中に事故

TikTok Mason Dark
 
海外メディアTHE SUN U.S.は現地時間4月29日、米国の高校生が、TikTokに投稿するために危険な動画を撮影していたところ、事故にあって大やけどを負ったと報じました。
 
ノースカロライナ州に住む16歳のメイソン・ダークさんは現地時間4月23日、仲間とともにスプレー缶とライターを使って「火炎放射」を行う動画を撮影していました。TikTokに投稿するつもりだった模様です。
 
ダークさんがスプレー缶から塗料を噴射してライターで火をつけたところ、スプレー缶が手元で爆発する事故が発生しました。
 
ダークさんは火が付いた服を脱ぎ捨てて近くの川に飛び込みましたが、全身の皮膚の75%に大火傷を負ってしまいました。
 
特に、服を脱ぎ捨てる際に背中に重度の火傷を負ったほか、川に飛び込んだことで感染症にかかるリスクがあり、深刻な状態になりました。
 
ダークさんの母親は、The Sunの取材に対して「誰だかわからないような姿になってしまった」とコメントしています。
 
ダークさんの医療費等のためのクラウドファンディングが立ち上げられており、記事執筆時点において約6万ドル(約800万円)が既に集まっています。

過去には動画撮影中に死亡事故

TikTokで注目を集めようとして危険な動画を撮影しようとした結果、重大な事故が発生することがあり、海外では自分自身を銃で誤射する事故や、列車にひかれて死亡する事故等が散発的に発生しています。
 
また、スシローでの迷惑動画が話題となった結果、動画の当事者が刑事・民事両方での訴訟リスクを負いました。
 
なお日本においても、カラオケ店「まねきねこ」に設置された除菌スプレーを噴射してライターで火をつける迷惑動画が投稿され、カラオケの運営会社は刑事および民事の両面で厳正に対処すると発表しています。
 
危険な動画や迷惑動画を撮影することで、重大な事故が発生するリスクや、多額の損害賠償請求を受ける可能性があり、安易な気持ちで動画を撮影する前に、一度立ち止まって冷静に考えるべきと思われます。
 
 
Source:THE SUN U.S., gofundme, コシダカホールディングス(PDF)
(seng)


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