オープンソースでLinuxベースのスマホを自作するとかなりの大きさになる?

オープンソース スマホ
 
発明家、科学者、事業家のエヴァン・ロビンソンという人物が、オープンソーススマートフォンの自作を試みましたが、もはや“スマート”とは言えないほどの大きさになってしまったようです。

スマホというよりも小型コンピュータ?

ロビンソン氏は自身のオープンソース“スマホ”プロジェクトを「O.U.R.S.(オープンソース、アップグレード可能、修理可能のスマートフォン、“私たちのもの”の意)」と名付けており、詳細をGitHubに公開しています。
 
ハードウェアはシングルボードコンピュータのRaspberry Piがもととなっており、以下の機能を備えています。
 

  • 4G LTEのインターネット
  • 通話、SMS、連絡帳
  • クアッドコア1.2GHzのBroadcom製64ビットのCPU BCM2837を搭載
  • 1GBのRAM
  • Raspbianオペレーティングシステム
  • ブラウザ上でFacebook、WhatsApp、YouTubeが利用可能
  • 4インチ、480 x 800のタッチスクリーン
  • 500万画素のカメラ
  • GPS(ブラウザ上で)
  • Wi-Fi
  • Bluetoothのオーディオ
  • 1ワットのオーディオスピーカー
  • 3つのUSBポート
  • HDMIで外部モニターに接続可能、USBでキーボードやマウスに接続可能
  • スクリーンロックスイッチ

 
気になる大きさですが、90ミリ x 160ミリ x 30ミリと、スマホとしてはかなりの大きさになっており、持ち歩くには少し勇気がいるかもしれません。
 
オープンソース スマホ

将来的に小型化は可能?

ロビンソン氏いわく、オープンソーススマホを自作するにあたって、次のことに注意したとのことです。
 

  • 安価な既製品の電子部品を使用すること
  • ハンダ付けや破壊を減らし、接続点や接合点を増やすこと
  • 複製に必要なものをすべて共有すること
  • モジュール化、標準化された部品を使用すること

 
将来的なさらなる小型化に向けては、Raspberry Piではなく別のボードを使用したほうが良いかもしれません。またレーザーカットしたMDF製のケースではなく、3Dプリンターを使ってケース作りを行ったほうが、より小さくなりそうな気がします。
 
それでも、素晴らしいチャレンジであることは間違いありません。ロビンソン氏のプロジェクトのさらなる詳細は、ソース元のGitHubページで閲覧することができます。
 
 
Source:GitHub
(lexi)


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