「内省(リフレクション)」は自分の心と向き合い、自分自身を省みることであり、経済産業省が提唱している人生100年時代の社会人基礎力のなかでも、中心的なスキルとして扱われるほど重要視されています。
株式会社TIELEC(以下、TIELEC)は、AIと現代の心理学理論を組み合わせた内省支援AIアプリ「リフクラ」を2023年6月28日にリリースしました。
増加傾向にあるメンタルヘルス問題や、キャリア・職場での悩みを抱える人々への対策として、いつでもどこでも自分自身と向き合い、自己内省を深めることを可能にするリフクラは、現代社会の新たなニーズに対応します。
フレームワーク「ORIMD」とChatGPTを活用
リフクラは、AIと先進的な理論の融合により、ユーザーの内省を促進し成長を支援する自己理解ツールです。
同ツールでは、経験学習モデル、U理論、インテグラル理論、ORID(焦点会話法)、キャリア理論、カウンセリング理論、コーチング理論、ナラティブセラピーといった8つの理論・メソッドにもとづいたフレームワーク「ORIMD(オリンド)」を活用。
さらに、ChatGPTの最新技術を用いて、ユーザー一人ひとりに適した内省のテーマと問いかけを提案します。
このAIによる問いかけは、相手が人間ではないため、対人でのワークが苦手な人でも安心して自身の気持ちや思考を具体的に言語化して理解することが可能です。言葉にすることでユーザー自身の思考を整理し、前向きな行動変容につながる体験を実現します。
リフクラを通じて得た感情や思考をAIが分析
リフクラのチェックイン・チェックアウト機能では、ユーザーは自分の思考や感情にフォーカスし、その日の行動をイメージしたり経験を学びに変えたりすることが可能。
ユーザーがリフクラを通じて得た感情や思考をAIが分析し、個々のユーザーに適したフィードバックを提供します。
また、セルフリフレクション機能では、ユーザーが選んだテーマに対するAIの問いかけに答えることで、ユーザーは自分の悩みや不安を言語化し、15分から30分程度で気持ちをリセットできます。
AIによる客観的なフィードバックを受け取ることで新たな気付きを得られるでしょう。
TIELECはリフクラがユーザーの自己理解と成長を助けることを通じて、日本社会全体のメンタルヘルスの向上に貢献していく方針です。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000118689.html
(文・Haruka Isobe)
- Original:https://techable.jp/archives/213268
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:はるか礒部
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