登山用でもミリタリー系でもない!「ブッシュクラフトバックパック」のこだわり仕様にグッとくる!

落ちている枝をナイフで加工しポールとして使い、ファイヤースターターと枯れ葉や枯れ枝で火を熾し、食事も最低限の装備で賄う。技術や知恵を駆使した“ブッシュクラフト”で自然の中で過ごすスタイルで楽しむ人が近年じわりと増えています。

できるだけ少ない装備を志向するブッシュクラフターたちの多くが使っているのがバックパック。大きなギアは使わないためバックパックひとつで十分というわけです。

ブッシュクラフター用のバックパックとして人気なのが、ミリタリー系なのですが、それらは弾層収納など外装ポケットが小さめなものが多く、雰囲気は抜群ですが収納という面では案外融通が効かないことがあります。また登山用のバックパックは、動きやすく背負いやすいことに重点が置かれているため、外装の自由度はいかんせん低くなります。

そこでブッシュクラフトに適したバックパックを目指して設計開発されたのが、ミリタリー系のバッグや収納ポーチなどを手掛けるMagforce(マグフォース)と、日本発のブッシュクラフト専門メーカーであるBush Craft Inc.(ブッシュクラフト株式会社)とのコラボ第2弾となるのが、Makuakeにて先行予約受付中のその名もズバリ「ブッシュクラフトバックパック」(4万9500円~ 9月5日現在)。

ブッシュクラフターだけでなく、装備を小型化しているソロキャンパーも思わずグッとくる仕様になっています。

 

「ブッシュクラフトバックパック」の特徴はなんといっても、ブッシュクラフトに必要なギアを入れやすいデザイン。中でも、表側中央にあるアックスホルダーは、他にはない注目ポイントです。

▲カラー:ブラック

重さも長さもあるアックス(斧)をうまくバックパックに収納するのは至難の業ですが、専用の収納スペースがあるのはさすが。しかも中心部分にあるため、左右に重さが偏らず、バランスを保てるようになっています。

メイン収納部へのアクセスは、上部のロールトップ部分だけでなく、アックスホルダーの左右に付けられたファスナーでも可能に。これなら奥に入れたモノも、荷物をひっくり返さずに取り出せます。

またロールトップにはあえて雨蓋を付けず、ストラップを2本取り付けることで、毛布やクローズドセルマットを固定できるようにしてあります。ちなみに底面にもストラップが2本付いているので、かさばったり長い荷物も苦もなく固定して持ち歩けます。

▲カラー:フォリッジグリーン

ちなみに容量はロールトップ部分を使わない状態で42L。ロールトップを最大限引き出せば61Lと大容量に。

外装のポケットは、他にもファスナー横や側面にもあり、深さのあるサイドポケットはストラップでしっかり固定も可能です。

また各所にウェビングを備えているため、ポーチやアクセサリー類、カラビナを使ってロープやランタン、シェラカップなどもぶら下げやすくなっています。

メインの素材には頑丈な1050デニールのナイロンを、ロールトップ部分には柔らかく耐久性もある420デニールのナイロンを使用。テフロンコーティングを2回行っているため、撥水性や耐摩耗性、非粘着性あり(ロールトップ部分はコーティング1回)。

またファスナーは動きがスムーズなYKK製で、引き手にはパラコードが付けられているので、グローブ着用時でも動かしやすくなっています。

そしてウエストベルトにはモールシステムを採用。各種ギアを取り付けられるようになっています。また取り外せるようにもなっていて、ナイフなどの使用頻度の高いギアを付けてウエストベルト単体で使うという手も。

またバッグ本体との固定はクリップで行うため、ギアを付けた状態でも着脱しやすいといううれしい仕様に。

▲カラー:カーキ

背負い心地の良さもポイント。ショルダーストラップには肉厚なパッドが付けられ、さらに背面には硬質なフレームを入れることで荷物のカタチに関係なく快適に背負えるように工夫されています。またショルダーストラップは体型に合わせて高さの調節が可能です。

サイズは高さ58.5cm(最小)、幅30.5cm、奥行き20.5cm。重さは約2.3kgと、ポケットの多さから考えると軽く仕上げられています。カラバリはブラック、カーキ、フォリッジグリーンの3色です。

食材や飲み物を入れたとしても、ソロキャンプ1泊分はもちろん、ブッシュクラフターなら2~3泊分ぐらいは入れられそうな「ブッシュクラフトバックパック」。手持ちのギアに合わせて自分仕様にカスタムするのも楽しそうです。

>> Makuake

<文/円道秀和(&GP)>

 

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