【傑作最新家電と趣味/旅行/日用品NEXTベストバイ】
ビジネス・プライベートを問わず、日常でふと感じる不便の中には、ガジェットを使うことで解消できるものも多いはず。ここでは、今季必見のアイテムをおさらいし、新しい体験を取り入れるためのヒントを探っていこう。
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「もうちょっと○○なら良いのに」と不便に思うことが見つかっても、私たちはついつい我慢してしまいがち。しかし、中にはガジェットに投資をすることで、簡単に解決できることもある。
例えば、スマートフォンを使ってメールチェックをしたり、調べ物をしたりするとき、画面が小さいと感じることはあるだろう。この不便はフォルダブル端末やタブレットの導入によって解消可能だ。快適なモバイル通信を重視し、検索効率やマルチタスクを重視するならば、コストはかかるものの「Google Pixel Fold」のようなフォルダブルが狙い目。
一方、Wi-Fi環境やテザリング接続での利用で問題なければ、「Galaxy Tab S6 Lite」のように安価で入手できペンを利用できる端末が魅力的だ。
また、定例会議やマーケティング調査のためのユーザーインタビューなどにおいて、音声をテキストに起こす「文字起こし」作業が必要になることもある。
これに苦心している人ならば、昨今増えてきた自動文字起こしツールは魅力的だ。ただし文字起こしサービスの料金は、利用頻度とともにかさみがちなもの。維持・運用費を抑えたい場合には、最近サービス利用が無料化された「VOITER SR502J」なども検討候補に加えてみると良い。
そのほか、日々のWeb会議利用に備えて、WEBカメラを導入・新調したい人ならば、ケーブル配線を気にせずに使えるワイヤレスモデルを調べてみるのも面白い。在宅勤務時やフリーアドレス制のオフィスなどでも、ディスプレイのサイズや配置位置を比較的気にせずに、運用しやすくなるだろう。
ITライター 井上晃
スマートフォンや、スマートウォッチ、タブレットを軸に、最新ガジェットやITサービスなど取材。Webメディアや雑誌に、速報やレビュー、コラムなどを寄稿する。X(旧Twitter):@kira_e_noway
【仕事ガジェット編】
外出頻度も戻ったイマ、自由度の高さが重要か?
1. ついに買えるようになったGoogle製のフォルダブル端末
Google
「Google Pixel Fold」(25万3000円)
内側・外側の両ディスプレイに翻訳内容を表示しながら、スムーズなコミュニケーションを促せるリアルタイム翻訳機能なども注目です
7月に発売されたGoogle製のフォルダブルスマートフォン。ディスプレイを開くと7.6インチサイズになり、2つのアプリを分割して並べたマルチタスクも行いやすい。
▲7.6型の画面ならば、資料を検索しながらノートをまとめるようなマルチタスクが行いやすい。アプリによっては全画面表示を活かした使い方も
▲画面を少し折り曲げた「テーブルトップモード」にすれば、スタンドや三脚を使わずに動画視聴や写真撮影が可能に
2. ケーブルがPCまで届かない場所でもOK
サンワサプライ
「ワイヤレス広角WEBカメラ CMS-V69BK」(5万600円)
Windows・Macに両対応。受信機をPCに接続すればすぐに使用できるのが手軽です。画面に設置した状態で上下左右の角度調整も可能です
2.4GHz帯のワイヤレス接続で使える広角のWEBカメラ。画素数は200万で、1080pのフルHD画質をサポート。マイクも備える。バッテリーはUSB経由で充電でき、約3時間の連続使用が可能だ。
▲充電専用ケーブルで給電しながら使うことも可能。手持ちのモバイルバッテリーがあれば、長時間の使用も問題ない
▲ディスプレイの上にフックで引っ掛ける→三脚・スタンドで固定→机上に据え置き、など柔軟な設置スタイルを選択可能だ
3. 面倒な議事録作成は自動文字起こしで
iFLYTEK
「VOITER SR502J」(5万9900円)
7月から利用時間制限なしの文字起こしサービスが無料に。インタビューや会議などの文字起こし作業を自動化したい際に検討の価値あり
21年夏に発売されたAIライティング機能付きボイスレコーダー。ネットワーク接続下で、リアルタイムに音声の文字起こしが可能。テキストは端末に備わったディスプレイでも確認できる。
▲本体サイズは、高さ125×幅62.2×厚さ14.8mm。バッテリー持ちは、録音+文字起こし利用で最大約20時間、待機時で最大約25日間
4. 4万円弱でペンも付く高コスパタブレット
サムスン
「Galaxy Tab S6 Lite」(3万9900円)
ペン目的なら検討したい一台です。「Galaxy Tab S6 Lite Book Cover」(6468円)があれば、スタンド利用やSペンの持ち運びなども容易に
6月に発売された10.4型のAndroidタブレット。CPUはミッドレンジ相当のSnapdragon 720Gで、RAMは4GB、ROMは64GBを搭載。外部メモリも使用可能だ。標準でSペンが付属。
▲Sペンがあれば、デジタルな手書きノートをまとめたり、PDFにコメントや署名を書き込んだりする作業も行いやすい
▲搭載されるデュアルスピーカーはDolby Atmosに対応。ベゼルの比較的狭いデザインはコンテンツ視聴にも最適だ
■エンタープライズなら約21万円のXRデバイスも注目
レノボ
「ThinkReality VRX」(20万9000円)
6月にレノボのエンタープライズ向けAR/VRソリューションブランド「Think Reality」におけるハイエンドVRデバイスとして発表された。ハンドトラッキングでの操作にも対応予定。
▲2つのRGBカメラからの映像をグラス内で表示することで、現実の空間に仮想の3D空間やオブジェクトを重ねて表示できる
■趣味系ガジェットをプラスしてもっと楽しく!
秋といえば、スポーツ、食欲、読書、芸術など、何かと趣味の時間に結びつくイメージは強い。まだまだ残暑ではあるものの、次第に過ごしやすい陽気も増えてきて、夏には諦めていた楽しみへと意識を向けやすくなるはずだ。もし趣味に打ち込むべきか二の足を踏んでいるならば、道具を購入してしまうことで、背中をぐっと押してくれるだろう。
ガジェットという視点で考えると、アウトドアシーンなら動画撮影やサイクリング、ランニングなどの場面を想像しやすい。例えば、紅葉の映える観光地へ旅行へ行ったり、BBQや、キャンプ、アウトドアのアクティビティを楽しむならば、「OsmoAction 4」のようなアクションカメラがあると、なお面白くなるはずだ。運動が得意な人ならば、ロードバイクで観光地まで足を運ぶ際にサイクルコンピューターをちょい足ししてみたり、走るのが好きなひとならば新しいスマートウォッチを購入してみたりすることで、新鮮な気持ちでスポーツに挑戦できるだろう。
一方、インドア派の場合には外出や運動にこだわる必要はない。例えば、電子書籍リーダーを購入して、自宅でどっぷりと読書の世界に浸るのも良いだろう。昨今は電子ペーパーを備えたAndroid端末も増えてきており、定番の電子書籍リーダーなどと比較検討してみても面白い。また、創作に挑戦してみたい人ならば、イラストを描くための液晶ペンタブレットなどを検討してみるのも面白いかもしれない。十分な使い勝手を誇りながら、6万円で手が届く機種も存在するので、接続するPCをすでに持っているのなら無理のない予算で長く楽しめるはずだ。
【趣味ガジェット編】
過ごしやすい季節こそじっくり時間をかけて
5. アウトドアを撮影するならコレ!
DJI
「Osmo Action 4」(5万8300円〜)
前機種よりも大型の1/1.3インチセンサーを搭載しているなど、低照度環境などでのクオリティが向上している点などに注目です
8月2日に発売されたアクションカメラの新モデル。4K/120fpsでの動画撮影や、10bitのダイナミックレンジ、ステレオ録音など対応。スマホやWi-Fiに接続してライブ配信も可能だ。
▲タッチ画面は前面に1.4インチ、背面に2.25インチを搭載する。音声操作もサポートする(英語/中国語のみ)
▲ケースなしでも水深18mまでの防水性能を備える。IP68の防水ケースを使用すると、水深60mまで対応可能に
6. 紅葉を見にサイクリングなど
Garmin
「Edge 540 Solar」(6万9800円)
ナビゲーション機能が強化されて、サイクリングレジャー用途との相性もUP。事故検出&救助要請機能を備える点も安心です
レースやレジャーなど目的に応じたライドをサポートするGPSサイクルコンピューター。従来モデルよりGPS精度がアップした。ソーラーバッテリーで1日以上充電要らずで使える。
▲登録していないルートでも、上り坂を自動把握する機能などを備えた。GPS測位はGNSSマルチバンド対応に
▲専用アプリストア「Connect IQ」から好みのアプリを追加できる。サイクリング能力の分析なども便利だ
7. まずはハーフマラソンに挑む人へ
Amazfit
「Amazfit Cheetah」(3万9900円)
市民マラソンなどに挑戦するランナーに最適。シリコン製の穴あきバンドは、走行中も装着感が安定し、蒸れにくいのがメリット
Amazfitブランド初のランニング向けウォッチで、1.39インチのタッチディスプレイを搭載。バッテリー持ちは最大14日間と長めだ。上位モデルの「Amazfit Cheetah Pro」も展開。
▲オフラインマップのナビゲーション機能を搭載。GPX形式等のデータを読み込ませることで、ルートを表示できる
▲独自技術で干渉を低減しながら、L1+L5の2周波を使い、高層ビルの多い場所でも高精度に位置を追跡可能だ
8. イラストに挑戦したかったアナタへ
XPPen
「Artist Pro 14(Gen 2)」(予想実勢価格:5万9800円)
このクラスの仕様・装備を備えた液タブに6万円弱で手が届くのはコスパ抜群。視差はほぼ無く、色域の広さも良好です
アスペクト比16:10の14型ディスプレイを搭載する液晶ペンタブレット。Windows/Macに両対応し、Androidなどにも接続可能だ。ペンや左手デバイスなど同梱品も充実する。
▲同梱の左手デバイスは、有線または無線での接続に対応。ボタンへのショートカット割り当てはアプリごとに可能だ
▲作業エリアのサイズは横298.94×縦186.84mm。背面の折りたたみ式スタンドを立てれば、傾きも付けられる。16インチモデルのArtist Pro 16(Gen 2)も用意
9. 読書の秋なら、電子ペーパーも
SKT
「BOOX Page」(3万9800円)
電子書籍ストアを複数使い分けたい人なら要検討。カラー画面やペン利用を望む場合は、上位機の「BOOX Tab Mini C」もチェック。
7インチのEink Carta1200タッチスクリーンを採用するAndroidタブレットで、「BOOXLeaf 2」の後継モデル。Playストアからのアプリインストールも可能だ。ストレージは32GB。
▲電子ペーパーを採用しており、バッテリー持ちは良好。容量も従来世代の2000mAhから2300mAhへUPした
※2023年9月6日発売「GoodsPress」10月号30-32ページの記事をもとに構成しています
>> 特集【傑作最新家電と趣味/旅行/日用品NEXTベストバイ】
<取材・文/井上 晃>
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/555500/
- Source:&GP
- Author:&GP
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