Google、Pixel Watchの画面修理は非提供〜「修理する権利」以前の問題?

pixel watch
 
Googleは、ディスプレイが破損したスマートウォッチPixel Watchのための公式な修理サービスを提供していないことが明らかになりました。もし画面にひびなどが入ってしまっても、交換オプションしかないことが問題視されています。
 

■3行で分かる、この記事のポイント
1. Googleは、ディスプレイが破損したスマートウォッチの修理サービスを提供していないことが判明。
2. もしデバイスの画面にひびが入ってしまっても、交換オプションしかないことが問題視されている。
3. AppleはApple Watchの修理オプションを提供しているが、かなり高価になっている。

交換部品も提供されず

「今のところ、当社はGoogle Pixel Watchのいかなる修理オプションも提供していません。もしデバイスが破損してしまった場合、Google Pixel Watchカスタマーセンターに連絡し、交換オプションを考慮してください」と、Googleの広報担当者ブリジット・スターキー氏はコメントしています。
 
Googleのハードウェア保証ポリシーによれば、限定保証は「通常の消耗」「事故」「誤用」「怠慢」「分解」「改造」「Google認定技術者以外による修理」「液体による損傷、鋭利なものへの接触、過度な力への接触、製品に供給された電流の異常、極端な温度または環境条件」などによる損傷には適用されないとのことです。
 
分解を行ったiFixitは、Pixel Watchのディスプレイは簡単にアクセスできないものの、ウォッチ自体は将来的に修理が可能になるだろうと述べていますが、どこで交換部品を手に入れられるかなどの情報は提供されていません。

Apple Watchのディスプレイ修理は可能だがかなり高価

AppleはApple Watchの修理オプションを提供しているものの、最新のSeries 9(セルラー対応)の見積もり価格は61,800円と、かなり高価になっています。なお、AppleCare+加入の場合、これが1万円ほどに下がります。
 
高価とは言っても、少なくともApple Watchを修理に出すこと自体は可能であり、この点でAppleはGoogleと大きく異なると言えます。

カリフォルニア州で「修理する権利」法案が可決

Googleは10月に初代とほぼ同じデザインのPixel Watch 2を発表見込みですが、米カリフォルニア州で先週「修理する権利」法案が可決され、企業は電子機器の交換部品を50ドル以上の場合は3年間、100ドル以上の場合は7年間提供することを義務付けられるようになりました。
 
これにより、Googleは今後交換用パーツの提供を余儀なくされるようになるとみられています。
 
 
Source:The Verge
Photo:Google
(lexi)


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