ソフビファン垂涎! TOYコレクターさんのお部屋、お邪魔します!【最新ヒット良品と秘密基地づくり】

【最新ヒット良品と秘密基地づくり】

オモチャに限らず“モノ好き”の多くが頭を悩ませているコレクションの収蔵。特にフィギュアは、飾るだけでなく手に取り愛でたくなるのが悩ましいところ。そんなお悩みを専用ルームを借りることでクリアしたのが親方さん。

*  *  *

「自宅、事務所、会社の倉庫も過積載。いよいよ置き場所も限界ということで、思い切ってオモチャコレクション用にマンションの一室を借りました。中心はソフビフィギュアです」

コレクション癖は幼少期からの筋金入りだが、ソフビに目覚めたのは約12〜13年前。

「ソフビクリエイターのゾルメンさんからコラボのお話を頂いたのをきっかけに、気になるソフビブランドやクリエイターの作品を収集していたら、自分自身もオリジナルソフビを作るまでにハマっちゃって(苦笑)」

その結果が、このコレクションルームというわけだ。置かれているソフビは、国内外の人気作家からマイナー作家まで多種多様。ここ以外に分散収蔵されたものも含めると総数は2000超え。しかも、ここ2年ほどで、よりディープなヴィンテージものにも手を出してしまい、さらなる沼にハマッた模様。

「このコレクションのゴールは?」との問いに、「ないっスね」と即答する親方さん。次に目指すは総数3000体?「どんどん増えちゃって、ホントまいっちゃいますよ」と口では困っている感を出しつつも、表情は満面の笑顔。さらに大きな部屋へと引っ越すか、2部屋目を借りるのか。どちらにしろ、そう遠い話ではなさそうだ。

パンクドランカーズ 主宰 親方さん
1998年に“和+洋+遊、UNCOOL IS COOL”が基本コンセプトのブランド、パンクドランカーズを設立し、アパレルの枠を超えて多ジャンルのデザインを手掛ける。2003年より現在まで展覧会(個展)やライヴペインティングも頻繁に開催

<MAIN COLLECTION>

■ケース内に“格好いい・キモ可愛い・面白い”を超凝縮

家中のそこかしこで展開されている親方さんのトイコレクション。そのメインが壁に沿って鎮座する巨大なガラスのショウケース。4つのエリアに大別されており、1番左はゴッコ堂やリアルヘッドといった彼自身とも親交の深い日本のソフビクリエイターの作品たち。左から2番目はアメリカや香港など海外ソフビクリエイターの作品を国別で収蔵。

右ふたつには、日本のソフビクリエイターの作品や版権ものソフビが山盛りてんこ盛り。2019年にブランド設立(だいたい)20周年イベントを開催した際に、私物コレクションを展示したそうで、その際に数えたところ優に1000体以上はあったそう。それ以降も順調に増え続けているため、現在2000体近くはあると考えられる。

<POINT 1>

■ツッコミどころしかないナニコレ?系トイもシレッと…

この辺は、海外渡航時に買ったり貰ったりして溜まったものコーナー。ウルトラマンとは多分関係ないハヌマーンやミシカのキャラ、R2-D2などプラッシュトイ(ぬいぐるみ)が並ぶ。

<POINT 2>

■色分けするだけで、現代アートな雰囲気も出るもので

よく貰うという無彩色ソフビ。どう飾るか考えていた際に「色分けして飾ったら可愛いかも」と試してみたら結構イイ感じ。この他にもまだまだ出しきれないフュギュアは山積み。

<POINT 3>

■コマゴマとした駄玩具系はいっそまとめてテーブルに

収納もできるローテーブル内はゴチャゴチャッどちらかといえば駄玩具系。よく見ればブルマァクのミニサイズのソフビ、オニオンファイツのキン消し風フィギュアなどがチラホラ。

<POINT 4>

■オモチャに囲まれ用を足す。休息できないレストルーム

トイレ内にはソフビ以外に、アクションフィギュアやペッツなども配置。某国の大統領やジョブズもいたりとカオスな様相を呈しており、彼らに見守られながら用を足すのもまた一興だ。

<POINT 5>

■ソフビだけでなくミニカーだって好き。男のコなもんで

子どもの頃からクルマ好きで、こちらのトミカ以外にホットウィール、マッチボックス、ジョニーライトニングなども所有。ただ飾る場所がなく、とりあえずはダンボールで待機中。

■自慢のコレクションからお気に入りBEST3を拝見!

1. Mutant Vinyl Hardcore「Skinner KRAWLUSS」

パンクさんとも以前コラボした仲良しのブランド、MVHの作品。デザインもめちゃくちゃ格好いいし、アメリカで購入。その後、ケンストイワークスに彩色をお願いしたワンオフ的逸品で、お気に入りです!

2. REAL HEAD「カオスマン 2」

森さんが目の前で手塗りして仕上げてくれたワンオフもの。塗料を一度塗って拭き取ったり、細部まで筆塗りしていたりと「そこまでやらなくてもイイんじゃないの?」という部分までこだわり満載。

3. ZOLLMEN「SPACE GUY-56」

ソフビ界で初めてパンクさんの服とコラボし、ソフビへの興味を抱かせてくれたブランド。ボディが上に伸びて、コクピット内が覗けるというギミックが楽しく、腕がロケットパンチのように外れるのもポイント。

>> 特集【最新ヒット良品と秘密基地づくり】

※2024年9月6日発売「GoodsPress」10月号34-35ページの記事をもとに構成しています

<取材・文/TOMMY 写真/河田浩明>

 

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