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料理をする人にとって、キッチンツールは相棒のようなもの。新調したい、もう少し使い勝手をよくしたいと思っているなら、このブラックフライデーがチャンス。お気に入りに出会って、毎日の料理時間をもっと快適にしよう。
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フードスタイリストとしてさまざまな現場で活躍する、松井さん。料理撮影は時間との勝負なので、キッチンツール選びには日頃からアンテナを張り巡らせているそう。
「機能的であるのはもちろんのこと『コンパクトに収まる』、『使っていてテンションが上がる』、『食材の色が付きにくい』の3点も意識しています。現場移動の際に荷物をできる限り小さくしたいので、『柳宗理』のボールのように重ねられて軽いものは助かります。『花ふきん』もすぐ乾くので持ち歩く枚数が減りました」
気持ちよく料理をするためにテンションが上がるものも積極的に取り入れるという。
「『KINTO』のガラスケースは置いているだけでサマになるので、お気に入り。使っていて嬉しくなるものを取り入れると、キッチンに立つのが楽しくなります。特に、カラフルなものは私にとって気分が上がるうえに、色移りや黄ばみが目立ちにくいというメリットもあるので、一石二鳥です」
フードスタイリスト 松井緋音さん
企業の広告やCMの料理監修、調理器具メーカーや各種メディアへのレシピ提供のほか、フードスタイリング部門でも活躍している
1. よく吸って、よく乾き使うほどに馴染む
中川政七商店
「花ふきん」(880円)
洗い物の多い現場でも大活躍! 吸水性・速乾性に優れているので、花ふきんを使い始めてから持ち歩くふきんの枚数が減りました(松井さん)
夏に涼を取りながら虫の侵入を防ぐための布、蚊帳。古くから使われてきたこの生地が“よく水を吸い、風を通してすぐ乾く”ことに着眼し、ふきんとして再生させた。グッドデザイン・ロングライフデザイン賞を受賞するベストセラー商品だ。
▲58cm四方の大判サイズながら、無駄がなく使いやすい。花や緑を思わせる染めも美しく、キッチンに温かな彩りを添える
2. 食材をつかみやすく色移りが目立たない
無印良品
「シリコーン 菜箸」(690円)
つかみやすくフライパンを傷つけないので、撮影現場の必需品です。黒色で色移りしないから、どんな食材にも気兼ねなく使えます(松井さん)
先端部分にシリコーンゴムを採用。麺類などのすべりやすい食材もつかみやすく、耐熱温度210度で揚げものにも◎。中に芯材が入っていているので安定感があり、柄が六角形だから持ちやすく転がりにくいのもポイント。
▲置きっぱなしにしてもキッチンに溶け込む、スマートなデザイン。本体はナイロン製で先端のみシリコンを使用。食洗機にも対応
3. 上から量れるって想像以上に便利!
貝印
「SELECT100 計量カップ」(300ml:1210円)
上から見えると注ぎながら微調整しやすく、便利。耐熱温度が100度だとお湯を入れてヒビが入ることもないので、長く使えています(松井さん)
カップの内側にも目盛りがあるので、上から見ても計量可能。どんな色の調味料が入っても量りやすいよう、側面には赤とシルバー2色の目盛りが付いている。開口部が広くて洗いやすく、電子レンジ・食洗機対応なのも便利。
▲内側には白地に赤の目盛りが付いていて見やすい。ハンドル部分はエラストマー製で、すべりにくく持ちやすい仕様だ
4. 中身が見える勝手のよさと美しい佇まいに惚れぼれ
KINTO
「SCHALE ガラスケース」(1540円〜)
よく使う顆粒だしを入れています。密閉容器ではないけれど、開閉しやすく何より見た目がいいので、QOLが上がります(松井さん)
シンプルで美しいプロダクトを手がけるKINTOらしい、無駄のないガラスケース。匂い移りがないから、スパイスも気兼ねなく入れられる。耐熱ガラス製で熱湯消毒ができ、電子レンジも使用可能だ。スタッキングできて場所もとらない。
5. “おろす”のハードルを下げるスティックタイプ
マイクロプレイン
「プレミアムシリーズ ゼスターグレーター」(3850円)
イタリアンのシェフたちを始め、かつての師匠たちが皆使っていました。いざ自分も使うと、もう手放せない! カラバリが豊富で可愛いです(松井さん)
スティック型のおろし金で、皿の上やボウルの上、どこにでも使いたい分だけサッと食材をすりおろせる。アメリカで特許を取得した独自加工の刃は、切れ味抜群。繊維を断ち切って削るため、生姜もスムーズにすりおろせる。
6. 中身が見える勝手の良さと美しい佇まいに惚れぼれ
シンプルヒューマン
「スリムシンクキャディ」(3850円)
ツヤを抑えたステンレスがシンクに馴染んでいます。我が家ではプッシュタイプの洗剤も入れていましすが、落ちる心配もなし!(松井さん)
シンクのヘリにかけるワイヤーと、背面についた4つの吸盤でしっかりと固定。スリムなホルダーでシンクを広々と使える。底面の穴が大きいのでスポンジが乾きやすいのも嬉しい。
7. 1つ買うとまた買い足したくなる不朽の名作
柳宗理
「ステンレスボール」(1650円~)
マットな質感で傷が目立たず、写り込みが少ないので料理撮影をする人にもオススメ。サイズごとに形が違っても、重ねて収納できます(松井さん)
世界的工業デザイナー、柳宗理によるキッチンツールブランド。用途に合わせたボウルの形状、18-8ステンレスを使用し軽いのに丈夫、といった機能美がロングセラーとなる理由だ。
8. スプーンにもヘラにも! コンパクトで使い勝手抜群
無印良品
「シリコーンジャムスプーン」(390円)
スプーンの肩の部分を使えば、すくいにくい瓶の内側もこそぎ取れるので気持ちいい! 計量時のすりきりとしても役立っています(松井さん)
ジャムをすくい取りやすいよう工夫された、シリコーン製のスプーン。先端がしなるので底の角にもフィット。長さが19cmあるので、小さなヘラとしても使える万能ツールだ。
※2024年11月6日発売「GoodsPress」12月号30-31ページの記事をもとに構成しています
<取材・文/竹林佑子>
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/640951/
- Source:&GP
- Author:&GP
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