iOS18.2では、iPhoneの「ボイスメモ」アプリで音声を重ねての録音が可能となりました。Appleは、グラミー賞受賞アーティストのマイケル・ブーブレが、iPhone16 Proでボーカルを録音して新曲を制作する過程を紹介する動画も公開しています。
ボイスメモで2トラックを重ねて録音可能
iOS18.2では、「ボイスメモ」アプリで録音した音声を聞きながら、重ねて音声を録音できる「レイヤーのある録音」機能が利用可能となりました。
たとえば、ギターとピアノ、メインボーカルとコーラスのような、2トラックの録音がiPhoneだけで可能となります。
重ねて録音された2つの音声は、個別の2つのトラックとして作成され、Logic Proなどのアプリでミキシングなどの作業が可能となります。
録音はiPhone16 Pro/16 Pro Maxが対応、MacやiPadのLogic Proで編集可能
レイヤーのある録音機能は、9月に発表されていたとおり、スタジオ品質のマイクと、先進的な処理能力を持つA18 Proチップを搭載したiPhone16 ProとiPhone16 Pro Maxで利用可能です。
Apple Intelligenceを利用したジェン文字などの新機能は、日本語環境ではまだ利用できませんが、「レイヤーのある録音」機能は日本語設定のiPhone16 Pro/iPhone16 Pro Maxでも利用可能となっています。
レイヤー録音された音声は、macOS Sequoia 15.2以降を搭載したMacのLogic Pro 11.1、iPadOS18.2以降のiPad用Logic Pro 2.1などの編集アプリで編集できます。
マイケル・ブーブレ、新曲ボーカルをiPhone16 Proのマイクで録音
Appleは、グラミー賞アーティストのマイケル・ブーブレが、iPhone16のボイスメモを使って新曲「Maybe This Christmas」を制作する様子の動画を公開しています。
Apple Musicの楽曲情報には、ブーブレが「ミュージシャンの音楽制作の工程でiPhoneのボイスメモがどれだけ重要な役割を果たしているか、みなさんは気付いていないと思います」と語り、ボイスメモを多くのプロミュージシャンが活用していると明かしています。
動画と楽曲はこちら
Appleが公式YouTubeチャンネルで公開した映像はこちらでご覧ください。再生時間は約3分43秒間です。
Apple Musicでは、マイケル・ブーブレの新曲「Maybe This Christmas」を空間オーディオで楽しめます。
Source: Apple, Apple/YouTube
- Original:https://iphone-mania.jp/ios-591178/
- Source:iPhone Mania
- Author:hato
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