MMD研究所は、「2025年スマートフォンの通信の繋がりに関する調査」の結果を公表しました。半年前の前回調査と比較して、各社とも繋がりやすさが向上している傾向にあります。回答者の繋がりやすさと通信速度の満足度では、ソフトバンクが高い評価を集めています。
半年前と比べてスマホ各社の繋がりやすさと通信速度はどう変わった?
MMD研究所の「2025年スマートフォンの通信の繋がりに関する調査」は、2024年7月に結果を公表した前回調査に続く調査です。
18歳~69歳のスマートフォン利用者10,000人を対象とした予備調査の回答者から、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルの4社の利用者500人ずつ、計2,000人を対象に本調査を実施しています。調査対象には、各社のオンライン専用プランとサブブランドを含みます。
調査期間は、2024年12月20日〜12月23日です。
半年前よりも「途切れた」割合が低下
スマートフォン利用者10,000人に、直近半年で外出中にスマートフォンの通信が途切れた経験を尋ねたところ、「途切れなかった」が73.4%、「途切れた」が26.6%で、7割強のユーザーがこの半年間に通信の途切れを経験せずに済んでいます。
前回調査と比較して、「途切れた」の割合は3.7ポイント低下しており、繋がりやすさが改善していることが伺えます。
通信速度ではソフトバンク、安定性ではKDDIの満足度が高い
本調査では、大手キャリア4社の利用者(各500人、2,000人)に、直近半年における通信速度と安定性の満足度を4段階で聞いています。
通信速度について、「満足」「やや満足」を足した満足度が最も高かったのは、ソフトバンクの82.4%でした。以下、NTTドコモが81.8%、KDDIが81.0%、楽天モバイルが64.2%と続いています。
安定性について、「満足」「やや満足」を足した満足度が最も高かったのは、KDDIの81.0%でした。以下、ソフトバンクが80.4%、NTTドコモが80.0%、楽天モバイルが56.0%と続いています。
ソフトバンク、利用シーン別の繋がりやすさ全てでトップ
大手キャリア契約者に、直近半年の外出中の繋がりやすさについて利用シーンごとに尋ねた結果が以下のグラフです。
「繋がりやすかった」「やや繋がりやすかった」を合計した割合が最も高かったのは、「電車やバスなど公共交通機関での移動」の49.0%でした。以下、「繁華街」48.9%、「主要都市のターミナル駅(東京、名古屋、大阪など)」44.0%などと続いています。
通信会社別で見ると、「繋がりやすかった」「やや繋がりやすかった」の合計で、ソフトバンクが全ての利用シーンでトップとなりました。
2024年7月の前回調査と比較して、各社ともに多くの利用シーンで繋がりやすさの改善が進んでいることが分かります。
利用サービス別の繋がりやすさ、ソフトバンクが全サービスでトップ
大手4キャリア契約者に、直近半年間における利用サービス別の繋がりやすさを聞いたところ、「繋がりやすかった」「やや繋がりやすかった」の合計が最も多かったのは、「インターネットブラウザ」の67.8%でした。
以下、「通話(LINE通話など)」65.3%、「QR・バーコード決済」60.3%などが続きます。
通信会社別で見ると、「繋がりやすかった」「やや繋がりやすかった」の合計で、ソフトバンクが全てのサービスでトップとなりました。
2024年7月の前回調査と比較すると、各キャリアともに繋がりやすさの改善が進んでいることが分かります。
利用サービス別満足度と総合満足度、ソフトバンクがトップ
大手4キャリア契約者に、直近半年の外出中における利用サービス別の満足度を聞いたところ、「満足」「やや満足」の合計が最も多かったのは「インターネットブラウザ」の72.2%でした。
以下、「通話(LINE通話など)」68.9%、「QR・バーコード決済」63.4%などと続いています。
通信会社別に見ると、「総合満足度」と全サービスでの満足度とも、ソフトバンクがトップとなりました。
2024年7月の前回調査と比較すると、各キャリアとも満足度の改善が進んでいます。特に、NTTドコモとソフトバンクでは5サービスすべてで満足度が向上しています。
Source: MMD研究所
- Original:https://iphone-mania.jp/carrier-592302/
- Source:iPhone Mania
- Author:hato
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