より賢く便利に機能的に! AI家電をリードする次世代ロボット掃除機5選【2025ベストヒット大予想】

【2025ベストヒット大予想】

AI機能を持った家電といえば、始動から充電まで自動で完結する「ロボット掃除機」をまず思い浮かべる人も多いはず。ハードとソフトの両面で進化を続けているカテゴリだが、2025年のトレンドは…? 最新モデルの現在地と市場の傾向から、これからの潮流を探る!

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性能の進歩が目覚ましいロボット掃除機業界。代表格の「ルンバ」を筆頭に、今では多くのメーカーが参入し、しのぎを削っている。マッピング処理や障害物の認識・回避性能を左右する「AI」には各社が特に注力。独自のものを搭載している。この進化の背景には、機能の多様化があると石井さんは語る。

「やはり『できることが増えた』という点が大きいですね。吸引だけでなく水拭きもできるようになり、次はカーペットを避けるためにリフトアップもできるように…、などロボット掃除機が判断しなければならないことが多くなってきたんです」

このインテリジェンス分野では、各メーカーで得意不得意こそあるものの、ここで挙げた価格帯ならどれも高水準だと石井さんは続ける。そこで、製品を選ぶ際にはソフトだけではなくハードにも焦点を当てたい。

「例えば、毛足の長いラグのある部屋ならアイロボットがおすすめ。モップパッドを高く持ち上げるので濡らす心配も少ないです。反対にフローリングメインなら、ドリーミーやエコバックスの上位モデルが◎。モップやブラシが部屋の隅までしっかり届くので清掃力も高いです。お部屋の環境や使い方に合わせて選んでほしいですね」

家電プロレビュアー 石井和美さん
家電プロレビュアー。家電のレビューを得意とする。小型の調理家電から冷蔵庫や洗濯機などの大型家電を生活者目線でレビュー。テレビ、雑誌、WEBなどで活躍中

1. リフトアップや自動洗浄ができるモップパッドで効率的かつ清潔な水拭きも!

アイロボット
「Roomba Combo 10 Max ロボット+AutoWash充電ステーション」(19万7800円)

カーペットに近づくとモップパッドを自動でリフトアップ。高く持ち上げてくれるので毛足の長いカーペットでも濡れません!(石井さん)

センサーとカメラによる高度なナビゲーションにより、障害物や指定エリアを避けて走行できる。吸引力も従来機よりパワーアップしたほか、掃除機がけと水拭きを切り替えて掃除できるうえ、充電ステーションへの帰還やパッドの洗浄、ゴミの収集まで自動で行える隙がない一台だ。

▲「AutoWash 充電ステーション」では本体の充電やモップパッドの洗浄&乾燥が可能だ

▲「Dirt Detective」機能により、過去の清掃履歴から汚れた部屋の優先順位を自動で判断

2. 6つの自動機能を搭載! 手間いらずなハイスペック機

DREAME
「X30 Ultra」(23万9800円)

自分で掃除するよりも部屋の隅やソファの下までキレイにしてくれます。音も静かですし、満足度が高くて個人的にも愛用中です(石井さん)

ゴミの自動収集はもちろん、水拭きモップへの給水やモップの洗浄と熱風乾燥、洗剤の自動投入、ベースステーションの自動洗浄まで6つの自動機能を備えている。また、8300Paもの吸引力や前モデルより向上した障害物回避能力も高水準で魅力的だ。

▲ベースステーションには容量3.2Lの紙パックが内蔵。最大80日間ゴミ捨ての必要がない

3. 12800Paのパワフルな吸引力を備えたフラッグシップモデル

エコバックス
「DEEBOT X5 PRO OMNI」(実勢価格:20万9600円前後)

とても合理的なD型形状がユニーク。70度の温水でモップを洗浄し乾燥までしてくれるのは衛生面でも嬉しいポイントですね(石井さん)

ディープラーニングを活用した一台。家具などを認識し部屋を効率的に移動して清掃できるほか、新たな障害物が発生したりペットが近寄ったりと急な環境の変化にもリアルタイムに対応する。TruEdgeエッジクリーニングにより、お部屋の角や椅子の脚などの隅々まで清掃。

▲本体はD型シルエットを採用。確かな清掃能力と小回りの効く機動性を両立している

4. サイドブラシ&壁キワ用モップで壁の隅のゴミまで見逃さない!

ロボロック
「S8 Max Ultra」(28万5780円)

中国メーカーのトレンドになりつつある、部屋の際まで掃除できる「壁キワ用モップ」を搭載しているのが特徴。吸引力も高いです!(石井さん)

新搭載のサイドブラシは部屋の四隅を検知すると自動で伸びるユニークな機能。届きにくい隅のゴミもしっかりかき出してくれる。また、最大毎分185回転の壁キワ用モップも新たに搭載したことで水拭きも壁際までできるほか、カーペットを検知すると自動でリフトアップする。

▲本体は円形だが部屋の角にはしっかりとサイドブラシがリーチ。より効率的に清掃してくれる

5. 高い機能性に加え美しさも追求した「Eufy」最高峰モデル

アンカー・ジャパン
「Eufy Robot Vacuum Omni S1 Pro」(19万9900円)

スクエアボディは点ではなく辺で掃除できるのが利点。特にフローリングのお部屋をしっかり隅々まで掃除したいという方におすすめしたいですね(石井さん)

隅まで掃除しすいスクエアボディモデル。ドローンや自動運転車に使用される3D技術を応用した「3D MatrixEye」により、滑らかな動きと高い障害物回避性能を発揮する。また、ステーションには見やすいLCDディスプレイを搭載し、アプリを使用せずとも直感的な操作ができる。

▲水拭きの際にはローラー型モップで床を加圧しながら清掃。こびりついた汚れにも有用だ

▲小さな段差程度であれば乗り越えて走行可能。複数の部屋を一度に清掃してくれる

<要チェック! 革新的ニューモデル&組み合わせて使いたい窓拭きタイプ>

■窓掃除も家電におまかせの時代到来!?

エコバックス
「W2 OMNI」(実勢価格:9万9800円前後)

窓ガラスに設置後、ボタンを押すだけの簡単操作で窓掃除ができる便利家電。水を効率よく均等に噴霧し窓全体をきれいに清掃する。コードレスなので使用場所を選ばない点も嬉しい。

■ロボットアーム搭載! 革新的なニューモデル

ロボロック
「Saros Z70」(価格未定)

世界最大級の家電見本市「CES 2025」でお披露目となった次世代機。折りたたみ式のアームで靴下などを拾うことができる。市場の新たなステージを予感させる注目機だ。発売時期未定。

>> 特集【2025ベストヒット大予想】

※2025年2月6日発売「GoodsPress」3月号24-25ページの記事をもとに構成しています

<文/島田優太>

 

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