AIアシスタントHumane「Ai Pin」が今月末でサービス終了に〜発売1年以内

元Apple従業員たちが手掛けた人工知能(AI)アシスタントHumane「Ai Pin」が、昨年2月末の発売から1年も経たないうちに、販売およびサービス終了となることが明らかになりました。このデバイスは厳しい評価を受け、アクティブユーザー数が激減していると報じられていましたが、残念な結果となりました。

次世代のインターフェースと話題になるも…

Humane「Ai Pin」は、内蔵された小型のプロジェクターで手のひらに情報を映し出し、音声ベースのAIにサポートしてもらえるデバイスとして、「次世代のインターフェースかもしれない」と登場時には大きな話題となりました。

しかし、いざ蓋を開けてみると、レビューにすら耐えないほどの出来栄えだとの厳しい評価を、人気のテックYouTuberマーケス・ブラウンリー氏から受け、大衆も冷ややかな目で見ていた印象がありました。

アクティブユーザー数が激減

Humane「Ai Pin」は決して低価格ではなく、700ドルと高価な設定だったこともあり、返品が相次ぎ、返品台数が新規出荷台数を上回るという異常事態が報じられていました。

2月28日に販売およびサービスが終了

Humane「Ai Pin」は、太平洋時間の2月28日午後12時をもってサービスを終了 します。その時点で、通話、メッセージング、AIへの質問、クラウド機能がすべて使用できなくなります。

なお、Humaneは購入から90日以内のユーザー以外にはデバイスの返金を受け付けていません。サービス終了後、デバイスはバッテリー残量を表示する以外の機能がなくなるため、同社は「Ai Pin」をE-Wasteリサイクルプログラムに出すことを推奨しています。

Source: MacRumors

Photo: Humane


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