MacBook NeoはAirやProとどこが違うのか

Appleが投入したMacBook Neoが、海外で予想を超える売れ行きを見せています。A18 Proチップを採用した低価格モデルで、Appleが増産を検討するほどの人気です。日本での価格や、MacBook Air、MacBook Proとの違いを見ていきます。

新製品のたびに「また値上げか」と感じていませんか

ここ数年、Macの価格は上がり続けてきました。MacBook Pro 14インチは279,800円から、MacBook Airも円安の影響で184,800円からとなっています。

新製品の発表を見るたびに、欲しい気持ちと価格との間で迷うことが増えました。そんな状況の中で登場したのがMacBook Neoです。99,800円という価格設定で、これまでのMacのラインナップにはなかった立ち位置のモデルになっています。

MacBook Neoとは何か

A18 Proチップを再利用するという発想

MacBook Neoの最大の特徴は、iPhoneに搭載されているA18 Proを採用している点です。海外の情報筋によると、Appleはこの「binnedチップ」と呼ばれるA18 Proを再利用してMacBook Neoに載せているといいます。

binnedチップとは、製造工程で一部の仕様を調整したチップのことです。MacBook Neoに搭載されているのは、6つコアがあるうちの1つ無効化した5コアGPU版のA18 Proになります。

ただし、これは性能が劣るという話ではなく、5コアGPU版でもネット検索や動画視聴、文書作成といった日常作業で困ることはありません。最新世代のチップが10万円を切るMacで使えると考えれば、価格に対する性能はかなり高い部類に入ります。チップの製造コストが抑えられるぶん、本体価格も大幅に下げられたというわけです。

需要が予想を超えAppleが増産を検討

MacBook Neoは発売直後から好調で、Appleの当初予想を上回るペースで売れています。あまりの需要に、A18 Proを追加生産するかどうかをAppleが検討しているという情報もあります。

当初は既存のチップを活用することでコストを抑える狙いがあったとみられますが、ここまで売れると話が変わってきます。追加生産にはコストがかかるため、Appleの利益率の問題も指摘されています。

MacBook Neoと他シリーズの違いを比較する

MacBook Neoを理解するために、現行のMacBook Air(M5)およびMacBook Pro 14インチ(M5)と並べてみました。

項目MacBook NeoMacBook Air(M5)MacBook Pro 14インチ(M5)
チップA18 ProM5M5 / M5 Pro / M5 Max
開始価格(税込)99,800円〜184,800円〜279,800円〜
想定用途Web・文書・学習日常〜軽い動画編集4K/8K動画・3D・機械学習
おすすめユーザー学生・初めての一台・サブ機幅広いユーザークリエイター・プロ

こうして並べてみると、MacBook NeoMacBook Airの価格差は85,000円、MacBook Proとの差は180,000円にもなります。同じMacBookという名前でも、MacBook Neoはこれまでとは違う層に向けたモデルです。

MacBook NeoがほかのMacBookと大きく違うのは、搭載チップです。MacBook AirとMacBook ProがM5シリーズを採用しているのに対し、MacBook NeoはiPhone向けのA18 Proを使っています。もちろん性能面での差はありますが、ネット検索や動画視聴、文書作成といった日常用途なら、普段使いで困る場面はそう多くありません。

99,800円という価格何がそんなにすごいのか

MacBook Neoの99,800円という価格は、Apple製品としては異例の安さです。これまでMacの最安モデルといえばMacBook Airの18万円台からで、10万円を切るモデルはラインナップにありませんでした。

中古のM2 MacBook Airに手を出すか迷っていた人にとっては、新品で保証付きのMacBook Neoが手の届く範囲に入ってきます。MacBook Airとの価格差は85,000円あり、AppleCare+に加入しても十分コスパのいい金額です。

MacBook Neoが合う人と合わない人

MacBook Neoが向いている人

ネット検索や動画視聴、文書作成、軽い画像編集やプログラミングの学習。こうした使い方がメインなら、MacBook Neoで問題ありません。また、M1 MacBook Airを長く使ってきて、そろそろ買い替えたいと思っている人にもちょうどいい一台です。

学生の普段使いや、これから初めてMacを買う人が最初に手に取るモデルとしてもおすすめです。

MacBook AirやProを選んだ方がいい人

4K以上の動画編集、3Dでの作業、機械学習のような重い処理をメインで使う人は、MacBook ProやMacBook Airを選んだ方が良いです。

MacBook Neoはあくまで普段使いのためのモデルで、長時間ぶん回すような使い方は推奨してません。自分の使い方に合うかどうかを考えてから選びたいところです。

低価格モデルという新しい選択肢

これまでMacBookを買おうとすると、MacBook Airで18万円台、MacBook Proで27万円超えの二択でした。そこに99,800円のMacBook Neoが加わったことで、Macの選び方がひとつ広がった形です。

これまで価格がネックでMacに手を出せなかった人も、MacBook Neoなら気軽に手に取れるはずです。自分の使い方に合っているかどうか、じっくり考えて選んでみてください。


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