【さあ、カメラをはじめよう 2026 CAMERA STYLE】
白黒写真はフィルムカメラ時代のレトロなものと思われがちだが、デジタルカメラにおけるモノクロは違う。高画質・高解像度をあえて白黒に全振りした独自の美しさが楽しめるジャンルなのだ。モノクローム専用デジカメで魅惑の世界に踏み込むのも乙では?
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■デジタルが描き出す新しい光と影
スマホのカメラ機能が日々向上している今、あえてデジカメで写真を撮りたいという人に注目されているのが「モノクローム専用デジカメ」だ。
普通のデジカメやスマホでも撮影設定やアプリで加工すればモノクローム写真にできるが、モノクローム専用デジカメなら、それらとは別物のクオリティの写真を撮ることができる。その大きな違いは、モノクローム写真の魅力である「光と影」の描写をハード面で追求している点だ。
モノクロ写真は絵の全てが光と影の濃淡だけで描き出される。そのためモノクロ専用デジカメはイメージセンサーで被写体の輝度情報のみを取得してモノクローム画像に反映させている。一般的なデジカメはイメージセンサーにカラーフィルターを備え、1画素ごとに光の三原色(RGB)のいずれかひとつの色情報を取得。それを画像エンジンで補完してカラー画像を生成する仕組みとなっている。
モノクローム専用デジカメにはこういったカラー回りの処理がないため、カメラがより多くの輝度情報を受け取れるので、カラーよりもシャープでディテールの豊かな画像に仕上がるのだ。感度も同ランクのデジカメより高いので、暗い所での撮影にも強い。カラーノイズに悩まされることもなく、逆にノイズがフィルムカメラの写真のような質感を生み出して、味わいを深めてくれることも。
そしてモノクローム専用デジカメを使うと、自身の写真に対する姿勢も自然と変わってくる。カラーと同じ撮り方でもカッコイイ写真に仕上がるが、使い込むほどにモノクロの魅力である光と影のコントラストが決まる被写体や構図にこだわるようになり、アーティスティックな写真が撮れるようになってくるはず。
個性的な写真を撮ってみたいという人なら、モノクローム専用デジカメという選択肢もアリなのだ。
■究極のモノクロームスナップを極める
リコー
「GR Ⅳ Monochrome」(28万3000円)※直販価格

人気のスナップシューター・GRシリーズ初のモノクロ専用モデル。高細密なモノクロ写真が撮影可能な専用CMOSイメージセンサーを搭載。ワンタッチでON/OFF可能な赤色フィルターをレンズユニット内に内蔵し、青空のトーンを落とすなどドラマチックな描写が可能。多彩なモノクロ表現ができるイメージコントロールも充実。



■モノクロにも映える、柔らかな光の表現
リコー
「GR Ⅳ HDF」(18万7020円)※直販価格

光を強調してよりソフトな表現を可能にする特殊効果フィルター「HDF」を搭載。モノクロ専用機ではないが、モノクロも通常・ソフト・ハード・ハイコントラストと4つのイメージコントロールを搭載し、両者の組み合わせで個性的なモノクロ写真撮影が可能だ。

■生産完了、急げ!
ペンタックス
「K-3 Mark Ⅲ Monochrome」(ボディ:33万3000円)※直販価格

モノクローム専用デジカメとしては現時点で唯一の一眼レフモデル。高い基本性能とこだわりの機能が好評のK-3 Mark Ⅲをベースにモノクローム専用イメージセンサーを搭載。様々なKマウントレンズで階調再現性に優れた高解像のモノクロ写真が撮影可能だ。惜しまれつつ生産は完了。欲しい人は急ぐべし。
■光と影を捉えるライカの眼
ライカカメラ
「ライカ Q3 Monochrom」(199万9000円)※2026年4月時点の税込価格

世界で初めてモノクローム専用デジタルカメラを世に送り出したライカの最新モノクロモデル。6000万画素の特殊なフルサイズのモノクロームセンサーと明るいライカ ズミルックスf1.7/28 ASPH.レンズを備え、卓越した画質で被写体の光と影を鮮明に捉えられる。最大8Kの動画撮影も可能だ。
■フィルムシミュレーションダイヤル搭載!! モノクロ表現を身近に
富士フイルム
「X-M5」(標準ズームキット:15万2900円)※直販価格

355gの小型軽量ボディと高精細描写を両立。ボディ右肩に「フィルムシミュレーション」ダイヤルを備え直感的な選択・操作を実現。モノクロ専用機ではないが、モノクロでは「世界最高の粒状性」と賞賛された「ACROS」の名を冠した高精細描写が楽しめる。
<モノクロだからこんなシーンが撮りたくなる!>
▲「GR」のハイコントラスト白黒モードを使うと写真家・森山大道氏のテイストを楽しめる
▲「GR Ⅳ HDF」のHDFフィルターを使うと光がここまで柔らかに。夜景撮影などで効果抜群だ
▲超微粒子で知られる「ACROS」で撮影したかのような引き締まった黒と美しい質感表現が魅力 ©Tegan Phillipa
>> 特集【さあ、カメラをはじめよう 2026 CAMERA STYLE】
※2026年5月7日発売「GoodsPress」6月号内「GoodsPress Premium」5-6ページの記事をもとに構成しています
<編集・文/前田賢紀、鈴木誠、織本知之、斉藤直樹>
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/734676/
- Source:GoodsPress Web
- Author:GoodsPress Web
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