モバイルバッテリーの個人的最適解か。欲しい機能“全部入り”を見つけてしまった

昨今、世間を騒がせているモバイルバッテリーの発火事故。日本だけの話ではなく、世界的に発生している模様です。

じゃあ持ち歩くのをやめればいいのかというと、そういうわけにもいかないのが困りもの。なにせ今や、スマホがあればなんでもできる時代。スマホの電池切れだけは全力で回避したいわけです。

では、どんなモバイルバッテリーを選べばいいのか。安全性が高く、かつ自分の使用状況に合ったモノがベストなわけです。

そこで考えたのが以下の条件です。

①半固体、準固体の製品
②マグネット式
④薄くて軽い
③容量8000mAh程度
⑤各種制度認証済み

これらは必須で、さらにあればうれしい条件として以下もありました。

⑥スタンドにもなる
⑦残量がわかる

そして見つけたのが、エレメントの「準固体モバイルバッテリー」(6490円)です。

なんと挙げた条件をすべて備えていて、さらにストラップに⑧USBケーブルも付いているという至れり尽くせりなモノなんです。

詳しく見ていきましょう。

 

①半固体、準固体の製品

昨年頃よりにわかに登場してきた「半固体」や「準固体」と呼ばれるモバイルバッテリー(どちらも同じ意味です)。

要はモバイルバッテリー内部にある電解質が、従来は液体だったものがゲル状になっていて、ショートの原因となる電解質の液漏れがゲル状なので起こりにくく、安全性が高いと言われています。

正直、まだ世に出てきてからさほど時間が経っておらず、劣化した場合などの検証結果なども揃っていないわけですが、せっかくなら安全性が高いと言われているモノがいいなと。もちろん、いくら安全性が高いとはいえ、衝撃を与えないなど基本的な取り扱い方は守らなきゃですけどね。

 

②マグネット式

くっつけたままスマホを操作するって本当にラクなんですよ。ジャマなケーブルはないし、一度この手のモバイルバッテリーを使ってしまうと、くっつかないモノには戻れません。

ただし、ケーブル使用時と比べると充電速度は遅くなります。エレメントのモバイルバッテリーの場合、ケーブルを使ったら最大20Wの出力ですが、ワイヤレスの場合は最大15W。でも使っていない時も付けっぱなしにしておけばいいので、さほど不便はないかなと。

 

③薄くて軽い

スマホに付けて使う以上、重かったり分厚かったりすると、操作しづらくなります。その点、これは厚さが14.25mmで、重さは178g(本体のみ)です。メインスマホの「Pixel 10 Pro」にケースを付けた状態で、レンズがない部分の厚さが約11mm、重さが実測で242gでした。モバイルバッテリーを付けたら、厚さ約25mm、重さが420gとなります。

最近出回り始めた半固体、準固体モバイルバッテリーは容量10000mAhが多く、厚さは15mm以上、重さは200g以上が多い印象です。それらと比べると容量は少ないですが、やはりマグネット式の利点である付けたままのスマホ操作を快適にするには、少しでも薄くて軽いほうがいいですよね。

 

④容量8000mAh程度

一般的にモバイルバッテリーの容量は、5000mAhや10000mAhとキリのいい数字が多くなっています。とにかく薄くて軽いモノとなると、やはり5000mAhがいいんですが、いかんせん5000だとスマホを1回分フル充電ができない。

>> 5000mAhのモバイルバッテリーでiPhone 17をフル充電できないって知ってた?

そこで8000mAhとなるわけです。「Pixel 10 Pro」のバッテリー容量は4870mAh。8000mAhのモバイルバッテリーの定格容量は4800mAhになります(5000mAhだと定格容量は3000mAh)。ほぼスマホまるまる1回分になるというわけです。

 

⑤各種制度認証済み

電気用品安全法という法律で定められている認証制度「PSE認証」は、そもそもないと日本で販売できないので、認証済みなのは当然なのですが、世界各国にもモバイルバッテリーに絡んだ認証制度があります。

中でも最近注目されているのが中国の「CCC認証」です。3C認証とも言われるこのマークは日本のPSE認証と同じような安全認証制度で、このCCCマークが付いていないと、中国の空港で没収されるという話が出ています。

▲左からPSEマーク(日本)、CCCマーク(中国)、FCCマーク(アメリカ)、CEマーク(EU)

実は先日、中国に渡航したのですが、帰国時の保安検査場でこのバッテリーの裏側を係官の方がチェックしていました。付いていないと没収されたのかどうかはもちろん分かりませんでしたが、ネット上では「チェックは中国の国内線だけ」という話もあったので、まさか帰国時に見られるとは思っていませんでした。

海外、とくに中国に行かれる場合は、チェックしておくといいかもしれません。

 

⑥スタンドになる

これ、必ず欲しい機能ではなかったんですが、このモバイルバッテリーには付いています。無段階調整可能で、縦でも横でも立てられます。

個人的にはあまり使うことはないのですが、動画を観る時にはあると便利ですよね。

 

⑦残量がわかる

これも必須ではありませんでした。多くのモバイルバッテリーには、4段階ぐらいで残量がわかるライトが付いていたりしますが、これまでもその程度の目安で十分でした。

ただこの液晶画面、残量以外に、リアルタイムの出力(しかもWだけでなくVやAも)が表示されます。わかったところでどうにもならないんですが、ちょっとガジェット感が増して楽しいですよね。

 

⑧USBケーブル付き

そもそもマグネットでくっつけてワイヤレス充電がメイン用途だったので、ケーブルは必要ないんですが、ストラップがUSB C to Cのケーブルになっています。長さは実測で約19.5cm。硬めのコシがあるタイプです。

ワイヤレスより速く充電したい時はもちろんですが、それ以外にも使えるシーンはありそうなのと、スマホ以外に充電する場合には必要なので、あればあるでうれしいですよね。

*  *  *

といったところで、ひさびさにいいモノ見つけた気分になったモバイルバッテリーです。半固体、準固体が本当に従来品より安全なのかは、正直わかりません。でも、それ以外の機能も含めて考えると、自分の用途にはピッタリなモバイルバッテリーでした。

ボディがマットなアルミなのも、放熱性や触った時の質感を考えるとアリです。カラーはシルバー、ブラック(購入したもの)、オレンジの3色展開。オレンジなんて、いかにもあのスマホに合わせた色って感じですね。

今後当分は常に持ち歩くことになりそうです。

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<取材・文/円道秀和(GoodsPress Web)

円道秀和|&GP編集部所属。担当ジャンルはITデジタル、オーディオビジュアル、ホビー他。好きなものはコーヒー、旅行、キャンプ、乗り物全般、カレー、ラーメン、アジアのローカル料理、小さいギア。好きが高じてSCAJコーヒーマイスターの資格を取得

 

 

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