焚き火の炎を操って調理する!火加減を自由にコントロールする2つの距離

<不自由を自由にする野営スタイル>

「不自由は自由だ!」をモットーに、不便がいっぱいな自然の中でいかに快適に過ごせるかを考え、キャンプをしているRYUです。

キャンプをする際に焚き火は外せないって方、多いのではないでしょうか??

焚き火には、暖を取る、明かり、動物よけ、虫よけ(煙によって)、殺菌、調理、そして鑑賞など、さまざまな効果や用途があります。

でも焚き火台を使ってダッチオーブン料理をする人はいますが、直火の焚き火で調理している人って多くないんですよね。一番の理由は、火加減が難しいからではないでしょうか?

以前、焚き火のスキルアップについての記事を書きましたが、今回は、誰でも簡単にできる焚き火における火加減の調整術について紹介したいと思います!

焚き火で調理するための火加減調整2つの距離とは?

焚き火の火加減を考える時、一番大切なことは下記の2つの距離です。

① 炎からの距離
② 薪同士の距離

これだけ覚えておけば、火加減はマスターできます!

■「炎からの距離」を調整する

炎からの距離が遠ければ、火力は弱く、近ければ火力は強い。とても簡単な話しですよね? ということは、火加減を調整する場合、炎と対象物の距離で調整してあげればよいのです。

焚き火の場合、距離の調整方法は高低に動かすのが一番簡単ですね。

このように、自在鉤を作って高さを調整できるようにする(これは枝が引っかかるところを2つ作っているので、高さ調整が可能)か、下の動画のようにトライポットを使って、高さ調節ができるようにする方法等が考えられます。

また、保温や弱火でじっくり火を入れたい時などは、下の写真の水筒のように、炎の横に置くのも良いでしょう。

■「薪同士の距離」を調整する

すごく簡単にいうと、炭化した薪の距離を離すと火力は落ちます。逆に近づけると火力が上がります。

炭化した薪同士の熱量が、近い方が高く、遠い方が低いからです。この原理を最大限利用できる薪の組み方が、ロングファイヤー型といって、下の写真のように、太くて長い薪の間に、細い薪を置く方法です。

2本の太くて長い薪は、できれば広葉樹(ナラ、クヌギ等)がいいでしょう。この長い薪は五徳としても使えますし、大切な熾火(おきび)となるのです。

また太い薪の間の下に置いてある薪は熾火を作るためのものですが、両サイドの太い薪の熾火と、その間に置いた下にできる熾火をしっかりと作っておけば火力調整がしやすくなります。

中央部分の薪は、市販のものが使えるのであれば、杉などの針葉樹の方が良いでしょう。熾火ができて温度が安定したら、広葉樹で構いませんが、後で火力が落ちてきた際に、足せばすぐに火力が上がるように細い薪を作っておいた方がいいです。

ある程度細い薪が燃えてきたら、中央部分に太い薪を入れて、さらに熾火がたくさんできるようにします。

調理をするときに火力が強いと思ったら、両サイドの太い薪の距離を遠くして、さらにその間にある熾火をバラします。 そうすることで、火力が落ちます。

火力を上げたい時は、両サイドの太い薪の距離を近づけると炎が上がり、さらに火力を上げたい時は、薪を足します。

たったこれだけのことで、火力が自由自在にコントロール可能になるのです!!

後は火が安定したら、調理をすればいいわけです。

「炎からの距離」と「薪同士の距離」。この2つだけ覚えておけば、調理に合わせて弱火、中火、強火を変えることが可能です!

本当に簡単ですから、一度試してみてください!!

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(文・写真/RYU

RYU/横浜元町ミリタリーキャンパー

「不自由は自由だ!」をモットーに、不便さの中でいかに快適に過ごせるかを考え、キャンプをしております。 経験、スタイルを問わず、少しでも参考になる情報を発信して行きたいと思います。Instsgramアカウント:@ryu chikazawa、YouTubeアカウント:Ryu outdoor ch #不自由は自由だ #アウトドアをこじ開けよう「初代 @sotoshiru アンバサダー」「@tobuy_official インフルエンサー」


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