シリコンバレーのガソリンスタンドにレジレス型コンビニエンスストアが登場

シリコンバレーにほど近い米カリフォルニア州キャンベルのガソリンスタンド併設型コンビニエンスストア「Loop Neighborhood Store(ループ・ネイバーフッドストア)」で、2020年1月、レジレス店舗が開設された。

24時間年中無休で無人営業している。

・ガソリンスタンド併設型コンビニエンスストアがレジレス店舗に

カリフォルニア州北部で30店舗以上を展開する「Loop Neighborhood Store」では、米スタートアップ企業AiFiが開発したコンテナ型レジレス店舗ソリューション「Nanostore」を採用。

全面ガラス張りの店舗には利用者がクレジットカードやスマートフォンを使って解錠し、店内で欲しい商品を取って出口に進むと、自動で決済され、レシートが発行される仕組みだ。

コンピュータビジョン技術と棚センサー技術によって、利用者が何を手に取ったか、精緻に特定する。

米誌「USニューズ&ワールド・レポート」で「米国で最も健康によい州」に選ばれたカリフォルニア州らしく、ヘルシー志向な消費者ニーズに対応し、サラダをはじめとするヘルシーな軽食、野菜や果物の生鮮食品など、150品目を販売。

「Loop Neighborhood Store」は、今後、他の店舗でも「Nanostore」の導入をすすめる方針だ。

・欧州やアジアでもレジレス店舗を展開中

AiFiは、オランダのスーパーマーケットチェーンAlbert Heijn(アルバート・ハイン)とも提携し、2019年11月、アムステルダム・スキポール空港で、レジレス店舗を試験的に設置。

2020年1月には、アジアで初めて、中国・上海にも、「NanoStore」よりも大きい400平方フィート(約37.2平方メートル)のレジレス店舗を開設している。(文 松岡由希子)

AiFi


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