蚊の羽音を聞いて眠れなくなった経験を持つ読者は多いだろう。血を吸われるかと思うと落ち着かず、探しても見つからなくてイライラが募る……。
そんなときの強力な助っ人となりそうなデバイス「Bzigo」をイスラエルのスタートアップが開発中だ。カメラや赤外線LED、コンピュータービジョンなどを駆使して、蚊の居場所を特定する。
・暗いところでも居場所特定
Bzigoは蚊をやっつけるものではなく、居場所を特定するためのもの。ワインドアングルのHD赤外線カメラを備え、そしてマイクロプロセッサに仕込まれたコンピュータービジョンアルゴリズムで蚊をとらえる。最大で8メートル離れたところにいる蚊を認識できる。
このアルゴリズムでは蚊の動きに基づいて、蚊とその他のものを見分けることができるという。赤外線を使っているので暗いところでも作動する。
・蚊にレーザー照射
そしてBzigoは蚊を見つけると、ユーザーのスマホアプリに通知を送る。もちろんユーザーにとって大事な情報は蚊がどこにいるかだ。
Bzigoは動きを止めた蚊に向かってレーザーを放つ。なので、ユーザーはレーザーの先を追って、蚊を仕留められるというわけだ。
Bzigoは現在プロトタイプの段階。このほど米国ラスベガスで開かれた家電見本市CESで発表された。
開発元は来年初めに希望小売価格169ドル(約1万9000円)で発売する予定。すでにデポジット9ドル(約1000円)での予約を受け付けていて、予約者は発売時に30ドル(約3300円)安く購入できる。
- Original:https://techable.jp/archives/115132
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:mizoguchi
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