海中でもどこでも安心の本格ダイバーズ4選【この冬買いたいMade in JAPANウォッチ】

【特集】この冬買いたいMade in JAPANウォッチ

今、世界で「メイド・イン・ジャパン」ウォッチの人気が高まっている。魅力的な価格なのに、最先端の技術による優れた精度に加えて、時計王国スイスに負けない伝統と職人技が込められていることに、世界中の人々が気付いたからだ。

そんな“価格を超えた価値がある”最新日本製ウォッチをご紹介!

■海の中まで、どこでも安心して使える1本

腕時計のいちばんの弱点が防水性。クォーツ式でも機械式でも、ケース内に水が入れば、正常に動かなくなるだけでなく、修理不能の状態に陥ることも多い。この防水性で最強の腕時計が、水中で使うために開発されたダイバーズ。視認性も抜群だから、ダイビングはもちろん、どんな状況にも対応できる安心の1本だ。

 

1. ソーラー電波時計でいつも正確。2019年のグッドデザイン賞も受賞!

CITIZEN
「プロマスター エコ・ドライブ電波時計 ダイバー200m AS7141-60E」(11万円)

スーパーチタニウム素材で軽さと強さを両立。さらに光発電エコ・ドライブと自動で時刻を修正する電波時計機能も備え、定期的な電池交換と時刻修正の必要もない。シチズン自慢の技術から生まれた、JIS/ISOふたつの規格に対応した本格ダイバーズ。ダイビング中は電波時計機能をオフにしてダイブモードに切り替える。「プロマスター」ではアナログ水深計搭載モデルが有名だが、このモデルはシンプルに基本機能を追求。2019年度のグッドデザイン賞に輝いた。光発電エコ・ドライブ(ソーラー)駆動クォーツ。スーパーチタニウムケース&ブレスレット。200m潜水用防水

 

2. 1968年に誕生した伝説的な傑作、そのデザインと哲学を継承!

SEIKO
「プロスペックス マリーンマスタープロフェッショナル SBDX025」(35万2000円)

プロアマを問わず、世界中のダイバーから信頼され、愛用されているセイコーのダイバーズ。1965年に始まる歴史の中でも傑作のひとつが、1968年に誕生したハイビート(てんぷの振動数が毎時36000振動)の機械式モデル。1970年には日本山岳会のメンバーだった植村直己氏らがエベレスト登頂にも使用した。このモデルは、ひと目でセイコーと分かるそのデザインをしっかり継承。自動巻き。SSケース&ブレスレット。ケース径44.3mm。300m飽和潜水防水。シリコン換えストラップ付き

 

3. オリエントスターの本格ダイバーズ

EPSON
「オリエントスター スポーツコレクションダイバー RK-AU0304L」(9万9000円  世界限定1200本)

今年で誕生68年を迎える「オリエントスター」。 ISO(国際標準規格)の「空気潜水」の基準を満たしたモデルで、2019年のグッドデザイン賞に輝いた。これはその最新限定版。搭載ムーブメントはもちろん伝統の「F6(46)系」で、文字盤の12時位置には、主ぜんまいの残量=駆動時間を表示するパワーリザーブインジケーターを備える。自動巻き。SSケース&ブレスレット。ケース径43.6mm。200m空気潜水防水

 

4. 南極調査プロジェクトとのコラボレーションモデル

CASIO
「G-SHOCK MASTER OF G フロッグマン GWF-D1000ARR-1JR」(14万3000円)

ISO(国際標準規格)規格に対応し、世界6局対応の電波時計機能を搭載。さらに80mまで計測できる水深計、温度計、潮汐計、さらに水中でも使える方位計も備えるG-SHOCKの本格ダイバーズ「GWF-D1000」。その最新作がこの、東京海洋大学と国立極地研究所が行った水中無人探査機による南極の湖沼生態系調査プロジェクトとのコラボモデルだ。レッドのボディカラーも新鮮。ソーラー駆動電波時計。SS&樹脂ケース。カーボンインサート樹脂ストラップ。ケース径53.3mm。200空気潜水用防水

▲無人探査機「ROV」。GWF-D1000が航法計器(水深計、方位計)として使われた

 

<本格ダイバーズの定義とは?>

▼潜水用防水と普通の防水の違い

本格ダイバーズと呼べる、本当に潜水用として使える腕時計は、JIS(日本工業規格)やISO(国際標準化機構)が定めた「潜水用時計」の規格を満たすダイバーズウォッチ。防水性だけでもその違いは大きい。普通の防水テストは、ただ想定する水圧を検査機器で加え、水がケースの内部に侵入するかどうかをチェックするだけだが、本格ダイバーズウォッチの場合は、水中で実際に操作をしても大丈夫かどうかまでもチェックされる。ただの「200m=20気圧防水」とJIS・ISOが定める「200m潜水用防水」の違いはとても大きい。

 

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本記事の内容はGoodsPress1.2月合併号98-99ページに掲載されています

 

(取材・文/渋谷ヤスヒト 写真/江藤義典)


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