楽天モバイルでは初となる自社スマートフォン「Rakuten Mini」の先行販売が、1月23日にスタートした。類を見ないコンパクトさが武器のユニークな一台だ。
同社が展開する無料サポータープログラムの一環として、抽選で選ばれたユーザー限定で販売されたのち、一般販売への移行が予定されている(時期は未定)。
・コンパクト+おサイフケータイ対応で、どこでもスマートな決済が可能に
最大の特徴は、高さ約106.2mm×幅約53.4mmのコンパクトさ。数字からは大きさをイメージしづらいが、一般的な名刺とほぼ変わらないといえばわかりやすい。親指と人さし指だけで本体を持てるようなサイズ感に仕上がった。
嬉しいのは、おサイフケータイに対応している点。スーツのポケットなどにも違和感なく収まるため、シーンを問わずスマートな決済が可能だ。昨今のトレンドとなっている、キャッシュレス決済とのシナジー効果も大きい。
また、防水や防塵に対応しており、一定の耐久性を備えていることも見逃せないポイントだ。
・非力な印象のスペックだが、うまく使えば十分に活躍できる
プロセッサは、米クアルコム社のSnapdragon 439を搭載。処理性能としては非力さが否めないものの、この機種をメインに使用するユーザーは多くないだろう。状況に応じてスマートフォンを使い分ける、いわゆる「2台持ち」のような用途であれば問題ないレベルのスペックだ。
OSはAndroid 9で、Rakuten MiniオリジナルのUIを採用。内蔵ストレージは32GBで、メモリは3GBとなっている。また、背面カメラとインカメラはそれぞれ1,600万画素と500万画素で、本体サイズのわりに健闘している印象を受ける。バッテリー容量は1,250mAhと小さめだが、こちらも本体の大きさを考えれば及第点だろう。
SIMフリー端末であるため、他社回線での利用も可能となっている。ただし対応しているのはeSIMのみで、まだ日本国内では対応事業者が少ない点に注意が必要だ。
カラーリングは、現時点でナイトブラック・クールホワイトの2色。今年4月以降に、楽天のコーポレートカラーを意識したクリムゾンレッドが加わる予定だ。
価格は、税込みで2万1,800円。分割払いに対応するほか、楽天ポイントによるキャッシュバックキャンペーンも用意されている。
(文・早川あさひ)
- Original:https://techable.jp/archives/115921
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:Techable編集部
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