第3回「The First Movers」Hands “In” Batch Program始動! 参加者募集開始

「できるできないでなく、やるかやらないかで世界を変える」という企業理念を掲げる株式会社サムライインキュベートは、創業期の起業家および起業を目指す人を対象に、短期集中型の事業創出・資金調達プログラムである、第3回「The First Movers」Hands “in” Batch Programを2020年4月20日よりスタートすると発表。同時に、2月4日より参加者の募集を開始した。

6領域に特化し、新ビジネスを創る

同プログラムは、プロダクトリリース前で、アイデア着想段階の起業家または準備中の人々を対象に、約4ヶ月間の期間のなかで、Phase1においては「アイデア創出」、Phase2においては「アイデアのニーズ検証」という2段階で起業家に出資し、早期の事業創出を目指すものである。

このたびの同プログラムは2020年4月20日より開始。3度目となる今回も同社運営のSamurai Incubate Fund 6号 投資事業有限責任組合(以下、6号ファンド)が注力する領域である「物流」「ヘルスケア」「リテール」「金融」「建設」「モビリティ」の6領域を限定対象とし、2月4日より参加者の募集を開始した。

対象領域を6つに限定することで、全ての起業家が6号ファンド出資企業である大手事業会社との将来的な協業も視野に入れることができ、大企業が持つノウハウやアセット、ネットワークを活用して、大きく成長するチャンスを得られるという。

また今回は、プログラム内のコンテンツを拡充したとのこと。事業創造に関するレクチャー・ディスカッションをはじめ、同社ファンドコントローラーによるスタートアップ向けのファイナンス講座、過去に採択され事業リリースや複数回の資金調達を実施してきた企業によるパネルディスカッション・交流会など、多くの情報を提供する予定だ。

Hands On<Hands in

同プログラムの最大の特徴は「Hands “in”」。つまり、一般的な「Hands On」よりも多くの時間やリソースを充て、ひとつのチームとしてより深く密な支援をしていくという点だ。

まずは書類・面談を通じて厳正な審査を行い、参加者を決定。次に、レクチャーやディスカッションを経て、優れた複数社に数百万円の出資(シード投資)を行うPhase1。

出資を受けた企業はPhase2へと進み、同社がHands inで伴走しながらアイデアのニーズ検証を繰り返す。ニーズ検証では、ユーザー体験を再現できる最低限のプロダクトを用いて最短でターゲットユーザーやニーズの検証ができるリーン検証を行うという。その結果見えてきた初期ターゲット像、事業の提供価値、提供方法など具体的な事業計画をDemo Dayにてプレゼンし、数千万円の追加出資が検討されるのだ。

この段階的なプロセスは、リソースが限定的であり事業創造が未経験の人でも、すべきことに集中できる環境を生み出し、事業の成功確度向上を狙ったものだという。

昨年、Techable(テッカブル)で取り上げたFLY株式会社は、同プログラム第1回採択企業であり、追加出資第1号となった。その結果誕生した事業は、初心者でもオシャレキャンプを手ぶらで楽しめるサービス「Campify」である。

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