AppleサプライヤーのFoxconn、マスクを1日200万枚製造すると発表

モノタロウ マスク
 
Apple最大のサプライヤーで、iPhoneなどの組み立てを担当するFoxconnが、新型コロナウイルスへの対策として、マスクの製造を開始すると発表しました。1日に200万枚を製造する計画です。

1日200万枚を製造

Foxconnが、2月10日からマスクの生産を開始することをソーシャルメディアWeChatで発表しました。
 
Foxconnは、新型コロナウイルスへの対策としてマスクの生産に踏み切ったことをWeChatへの投稿で次のように発表しています。
 

マスクは、この感染症に立ち向かうための標準装備です。この戦いの中で、一刻も早くマスクを確実に供給できれば、より早く感染拡大を止めることができ、生命を救い、困難を乗り越えることができるでしょう

 
Foxconnは、従業員を感染から守ることは「企業として最大の責任であるだけでなく、社会に対しての責任だ」と説明しています。
 
Foxconnは2月末までに、1日あたり200万枚の製造体制を整える計画で、生産が本格化すれば、同社従業員以外への供給も視野に入れています。

「iPhone9」の製造への遅れも懸念

Foxconnは、2月10日に予定していた中国・深センの工場従業員に対し、中国の他地域から工場に戻らないよう連絡したと報じられています。
 
収束の見通しが立たない新型コロナウイルスの影響により、すでにAirPodsの製造に影響が出ているほか、3月の発売が噂される「iPhone9(iPhone SE 2)」などの供給にも影響が懸念されています。
 
また、2月末にスペインで開催される携帯電話業界の大規模イベント「MWC Barcelona」では、出展を取りやめる企業が出ているほか、感染拡大予防のため握手の禁止が呼び掛けられています
 
 
Source:Nikkei Asian Review, The Economic Times, BBC
Photo:モノタロウ
(hato)


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