中国の地方自治体、Foxconnの営業再開を禁止していないと主張

FOXCONN
 
公共衛生の専門家がFoxconn生産施設を調査した結果、営業再開は適当でないとの判断を下した、とNikkei Asian Reviewが伝えましたが、中国・深セン市の地方自治体は事実を否定していることがわかりました。

現在も工場の稼働再開に向けて確認作業を継続

Foxconn生産施設のある深セン市竜華区は現地時間の2月9日、公式WeChatアカウント上で、Foxconnの営業再開を阻んでいるとの報道事実ではなく、現在も工場の稼働再開に向けて確認作業を続けている、とのコメントを発表しました。
 
深セン市竜華区は、Foxconnの下請け企業3社から、FoxconnとApple、その他のブランドの新型コロナウイルスの感染拡大対策を詳しく記した計画書を2月6日に受け取ったことも明らかにしています。
 
Foxconn生産施設の数千人の従業員たちは、マスクをつけると同時に体温検査を受け、安全だと確認された環境で食事をとる、と声明の中に記されています。
 
「営業再開が可能な状況になった場合、適時公に発表する」

すでに従業員たちは春節の休暇を終え工場に戻っている?

Foxconnの従業員たちは、中国の旧正月である春節のため地方に里帰りしてしていましたが、2月10日の生産施設の営業再開に備えてすでに数万人が工場に戻ってきている、とReutersは報じています。なお、鄭州市、深セン市、崑山市(こんざんし)のFoxconn生産施設では、いまだ営業再開のゴーサインは出ていません。
 
地方自治体の薦めに従って営業再開を計画する、とFoxconnはReutersに述べましたが、特定の生産施設の状況についてのコメントすることは控えたようです。
 
「顧客からは、(地方自治体の推奨を受けるよりも)早急に生産再開が必要だという要望は受けていない」とFoxconnは続けています。
 
 
Source:Reuters
(lexi)


Amazonベストセラー

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA