Samsung、新型ウイルスの影響を懸念しスマホ生産を一部ベトナムに移すことを発表

Samsung Galaxy Z Flip
 
Samsungは、新型コロナウイルスが韓国内で猛威をふるっていることを受け、同社の亀尾市(クミし)のスマートフォン生産の一部をベトナムの工場で一時的に行うと発表しました。

亀尾市の工場は7日から営業再開予定

Samsungの広報担当者は、韓国・大邱広域市(テグこういきし)に隣接する、亀尾市の生産施設を閉鎖したと数日前に発表しました。従業員の一人に新型コロナウイルスの感染検査で陽性反応が出たためです。
 
先日発表されたばかりのGalaxy S20や、縦に折りたたむGalaxy Z Flipの生産が行われる見通しのSamsungの亀尾市の工場ですが、現地時間の3月7日から営業が再開される予定と報じられています。
 
新型ウイルスが韓国内で最も猛威をふるっている大邱広域市に近いこともあり、Samsungの亀尾市の生産施設ではすでに合計6人の従業員のウイルス感染が確認されています。

すでにSamsungスマホの半数以上がベトナムで生産

Samsungはリスクマネジメントの一環として、いくつかのフラッグシップ機の生産を一時的に亀尾市からベトナムに移すことを明らかにしています。「より効率的で、安定した、適時な製品の供給を行うことができるため」というのがその理由とされています。
 
「ひとたびCOVID-19の状況が安定すれば、生産を亀尾市に戻す予定だ」
 
Samsungはすでに過去十年間、多くの生産拠点をベトナムに移動させてきているため、現在半数以上のスマートフォンが同国内で生産されており、韓国・亀尾市の工場での生産量は全体のごく一部に過ぎないといわれています。
 
Samsungのベトナムの生産施設は、今のところ新型ウイルスの影響はほとんど受けていないと伝えられています。
 
 
Source:Reuters
(lexi)


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