MWC(Mobile World Congress)に出るはずだったTCLの一連のコンセプトフォンのプロトタイプが届いた。この中国のハードウェアメーカーは、先週2種類のデバイスを披露したが、その1つはCESでちょっと見せてくれたものだ。
どんな製品でも、頭にコンセプトがつくモデルは用心が必要。コンセプトカーの場合と同じくTCLは、消費者の関心を製品の一部の特定のデザイン要素に向けようとしている。特別の部分だけ目立って、将来性のなさそうなコンセプトデバイスは好きになれないが、フォルダブルというカテゴリーに関してはひと言言っておかなければならない。最初のGalaxy Foldと同じく、畳んだり開いたりする操作にはある種の注意が必要なのだ。
3つ折りタイプの製品は、1月のCESでもちょっと見た。コンセプトと呼ぶほどの斬新さはない。このデバイスは、3つの画面と折り畳み箇所が2つある。だから閉じると相当分厚い。でも広げると折り目が2つある10インチ画面の贅沢なタブレットだ。
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フォルダブルに関しては、消費者は本当にこんなものを買うのかという究極の疑問がすでにある。厚さが倍になり、故障の懸念のある問題の箇所が増えることが、特に魅力的なソリューションとは思えない。ポケットに10インチのタブレットが入ることがどれだけ素敵でも。
一方、スライド式(画面引き出し型)のデバイスは、それほど魅力的でもなくて、要するにユーザーは画面を引き出して全体を広くするのだ。確かに、このやり方ならヒンジや折り目の問題はない。でも、もっと丈夫でないと実用性は危ういだろう。
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地球の裏側には実動機が1台ぐらいラボにあるのではないか思うが、実際に手にしてみるまでは当然ながら疑念は晴れない。
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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa)
- Original:https://jp.techcrunch.com/2020/03/08/2020-03-05-tcl-riffs-on-the-foldable-format-with-a-pair-of-prototypes/
- Source:TechCrunch Japan
- Author:Brian Heater
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