中国でのiPhoneの2月の売上台数、昨年と比べて60%減

iPhone11
 
2020年2月の中国でのiPhoneの売上台数は、50万台を下回り、対前年同月比で60%減となったことが明らかになりました。

中国のスマホの売上台数は記録開始から最低の水準に

中国信息通信研究院(CAICT)によれば、今年2月の中国でのスマホの売上台数は634万台にとどまったとのことです。2019年2月が1,400万台だったのに対して、54.7%減となっています。
 
634万台という数字は、CAICTが2012年にデータを公開し始めて以来最低の水準となっています。
 
Androidブランドの中でも最も売上台数が下がったのはHuaweiとXiaomiで、2社を合わせたスマホの合計出荷台数は、2019年2月の1,272万台から585万台へと落ち込んでいます。
 
AppleのiPhoneの出荷台数は昨年2月の127万台を記録しましたが、2020年2月は49万4,000万台となり、50万台を切りました。

Appleは1月〜3月期の業績が予測を下回ると発表済み

調査企業のCanalysも2020年第1四半期(1月〜3月)の中国国内のスマホの出荷台数は、対前年同期比で50%減になると2月上旬に予測していました。
 
新型コロナウイルス感染拡大の予防策として、中国のApple Storeに最低2週間の閉店措置が取られていたのがiPhoneの売上台数に影響したのは間違いありません。
 
Appleは2020年1月〜3月の業績が予測を下回る見通しと発表しており、iPhoneの製造と、製品の需要の両方に影響が及んでいると明かしています。
 
Appleは従業員のアジア圏への出張制限を行っているため、iPhone12の発売が10月に延期される可能性があるとも報じられたばかりです。
 
 
Source:Reuters via 9to5Mac
(lexi)


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