Apple株、時間外取引で7%下落。S&P500、7%安で市場で15分取引停止

Apple
 
Apple株(AAPL)は、時間外取引で7%下落しました。
 
なお、Appleを含むS&P500種株価指数が7%安となったため、米国株式市場で15分間の取引停止となりました。

株価が暴落した2つの要因とは

第一に、新型コロナウィルスの感染拡大への警戒感が強まったことから、市場全体の株価を大きく押し下げることとなりました。
 
Appleを始めとする多くの企業は、消費者が店での買い物を避けることによる売り上げ減少と、中国での供給問題という二重の打撃を受けています。
 
第二に、週末にサウジアラビアが原油の公式販売価格(OSP)を引き下げたことで、市場は大きな影響を受けました。
 
CNBCは、株式市場に大混乱が起こっていると報告しています。

投資家たちは、新型コロナウィルスの感染拡大による主要平均株価の急落で神経を尖らせています。
 
日曜日の時点で、世界の感染者数は、109,000人を超え、少なくとも死者は3,801人を超えました。
 
米国でも状況は悪化しており、ニューヨーク州、カリフォルニア州、オレゴン州では、非常事態宣言が出されています。

 
他のCNBCのレポートでは、9日に、サーキットブレーカーが発動する可能性が高いと予測していました。
 
実際に予測通り、9日のニューヨーク株式市場でサーキットブレーカーが発動しています。

アメリカの株式市場では、株価の大暴落を防ぐためのサーキットブレーカーが設定されているため、投資家たちは取引一時停止を懸念し、市場の動きを注視しています。
 
CMEの株価指数先物が5%下落した後、日曜日の夜に取引制限が発動しレベルに応じて取引が停止され、それ以上、株価が下落するのを防ぎます。
 
ニューヨーク証券取引所は、S&P500株価の大幅な下落、価格変動が起こった場合には、市場取引が停止する可能性があると示唆しています。
 
取引所は、S&P500を元にサーキットブレーカーが発動するレベルを3つに分類しています。

 
S&P500が前日終値より7%、13%、20%下落すると、それぞれ自動的に取引が停止されます。7%、13%下落した場合には、15分間取引が停止され、20%下落した場合は、その日の取引が停止されます。
 
 
Source:9to5Mac
(m7000)


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