ここ数年でずいぶん選択肢が増えてきたプロジェクター。軽量コンパクトなポータブルタイプや明るい室内でも使えるもの、AndroidOSを搭載した多機能タイプなどさまざまなものが登場してきていますが、今回紹介するのはそんなハイエンドなプロジェクターの中でもかなりの変わり種。投影した映像に直接文字や図形を書き込んで保存できるVALNIQ「Beam」(8万4000円〜 3月20現在)、クラウドファンディング・GREEN FUNDINGにて現在先行発売受付中です。
VALNIQ「Beam」は、付属の専用ペンとセンサーを使って、投影映像に文字や図形などを書き込めるポータブルプロジェクター。まずは基本スペックを簡単に紹介しておきましょう。本体には大型プロジェクターにも採用される0.47インチのDMDコアを搭載しており、描画数は最大102万ピクセル。ネイティブ解像度は1280×800で、動画も静止画もくっきり鮮明に投影できます。
また最大輝度にも注目。多くのポータブルプロジェクターが最大輝度150~200ANSIルーメンであるのに対して「Beam」は800ANSIルーメン、明るい日中の室内でも投影映像を楽しめます。ただしバッテリー内蔵ではなく、電源を必要とする点にはちょっと留意しておきたいところ。
なんといっても特筆すべきは、映像への書き込み機能です。本体に脱着可能な独自開発のセンサーが、同じく付属するペンの動きを素早くトラッキング。動画や静止画、プレゼン用のスライド資料や任意のWebサイトなど、投影中の映像上に対して手書きで自由に文字や図形などを書き込めるようになっています。書き込んだ映像はスクリーンショットとして記録できるから、会議を進行しながら資料やサンプルに手書きで注釈や修正を入れ、そのまま資料として保存することもできるというわけです。
また壁に投影した真っ白な画面に専用ペンで書き込めば、電子ホワイトボードとしても活躍。投影用の壁面さえあれば手軽に情報共有できるし、打ち合わせが終わったらスクリーンショットで画面を保存し参加者全員にシェアすることも可能。シンプルな用途ですが、案外これが一番実用的かもしれません。専用ペンは書き込み以外に、クリックやページ送りなどのタッチ操作にも対応しています。
プロジェクター本体にはAndroidOSを搭載。映像への文字や図形の書き込みには専用アプリを使いますが、アプリは出荷時にプリインストールされているから、電源を入れて起動したらすぐ使い始められます。もちろん自分で好みのアプリをインストールして使うことも可能。
本体サイズは22.7×13.6×4.3cm、950gという軽さを実現しており、縦置きでの使用にも対応。投影サイズは最大300インチで、ズーム機能も搭載。もちろん垂直台形補正、水平台形補正機能も搭載しています。
スマホやタブレット、PCの画面も手軽に投影できるBluetooth・Wi-Fi両対応で、オプションとして同時発売される背面透過スクリーン(1万5200円)を使えばデジタルサイネージとしても使えそう。アイデア次第で、ホームからビジネスまで幅広い用途に活躍できそうです。GREEN FUNDINGでのプロジェクト受け付けは5月1日まで、商品の発送は7月下旬を予定しています。
(文/&GP編集部)
- Original:https://www.goodspress.jp/news/285379/
- Source:&GP
- Author:&GP
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