パッチ未適応の新しいバグを利用したWindowsへのハッカーからの攻撃が発生中

Microsoft(マイクロソフト)によると、攻撃者はWindows 10を含むサポート継続中の全バージョンのWindowsに存在するこれまで公表されていなかったセキュリティ上の脆弱性を利用しているという。

米国時間3月23日の月曜日に投稿された勧告によると、マイクロソフトが「重大」と認定したこのセキュリティ上の脆弱性は、Windowsがフォントを処理およびレンダリングする方法に存在するという。このバグは、悪意のある文書を開くようにユーザーを騙すことで悪用される。文書を開いたり、Windowsのプレビューで閲覧したりすると、攻撃者はリモートからランサムウェアなどのマルウェアを、脆弱なデバイス上で実行できるようになる。

また勧告によると、マイクロソフトはハッカーが「限定的な標的型攻撃」を開始したと認識しているが、誰がどのような規模の攻撃を実施したのかについては明言していない。

マイクロソフトはこの問題の修正に取り組んでいるが、パッチがリリースされるまではこの勧告が警告としての役割を果たはずだと述べている。なお、Windows 7もこの脆弱性の影響を受けているが、拡張セキュリティ更新プログラムの対象となるエンタープライズユーザーのみが、パッチを受けることになる。同勧告では、影響を受けるWindowsユーザーに対して一時的な回避策を提供し、修正が提供されるまで脆弱性を緩和させることができる。

マイクロソフトは通常、毎月第2火曜日にセキュリティパッチをリリースするが、深刻な場合にはそれ以外のタイミングでパッチをリリースすることもある。

TechCrunchから質問を受けたマイクロソフトの広報担当者は投稿の内容を繰り返し、4月14日火曜日にリリースされる次の月例パッチで問題が修正されることを示唆した。

[原文へ]
(翻訳:塚本直樹Twitter


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