<&GP編集部員が買ってみた!使ってみた!>
今年の3月に登場したばかりの新ブランド「LandNorm(ランドノーム)」。
ノルウェーのアウトドアブランド「HELLY HANSEN(ヘリーハンセン)」と、インテリアショップを運営する「ACTUS(アクタス)」とのコラボレーションラインということで、昨年夏の立ち上げ発表から気になっていました。
提案するのは“室内外を問わずに使えるシンプルな服と道具、それらを使ったアウトドアとインドアの境界がない暮らし方”。
ということで早速「THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)」の店舗に行って見てきました。アイテムは、コラボレーションラインということで分かりやすくテーブル、チェア、生活雑貨と、ウエア。まだラインナップ数は少ないものの、気になるものばかり。全体的に優しいトーンで統一され、世界観がわかりやすく揃えたくなりました。
そんな中、「オシャレだし、なんか使えそう」な程度で「LNバスケット Lスリム」(1980円)と「フタ」(990円)を購入しましたが、使ってみたらキャンプでも自宅でも利用できるシーンが幅広いバスケットでした。
■ポリ製だから水も汚れも気にせずガンガン使える
軽量でハンドル付きだから持ち運びやすく、本体素材は水にも汚れにも強いポリエチレン製(フタはポリプロピレン製)で、しかも自立するから室内外で活躍。アウトドアと自宅で使ってみましたが、さまざまなシチュエーションで重宝しました。
■アウトドアではこんなシーンで使える
細かな利用方法は他にもあるかもしれませんが、キャンプやアウトドアでは以下のような使い方ができます。
1.汚れた食器の運搬
2.ウォータークーラー
3.バケツ
4.ピクニックバスケット
5.キャンプ道具の収納
6.サイドテーブル
これまでトートバッグは何個も持っていましたが、ポリ製バスケットは初めて購入。想像以上に使えるシチュエーションが多く、目から鱗でした。
1.使った食器・調理道具の運搬
料理を食べ終わった後のお皿やキッチンウェアをバスケットに放り込めばそのまま持っていけるし、洗った後にテントサイトに持ち帰るのも楽。バスケットの中が食べ残しなどで汚れても簡単に落ちるので、メンテナンスも問題なし!
しかも耐熱温度は70℃なので、ちょっと冷ませば調理道具も気にせず入れられます。
2.ウォータークーラー
クーラーボックスではないので保温性はありませんが、氷水を入れればウォータークーラーとして活用可能。ドリンクを冷やす時はもちろん、野菜をシャキッとさせておく際も重宝します。
ちなみにビールを縦に入れれば8本は余裕、10本だとバスケットが変形しますが、フタをしなければ問題なく入ります。高さ的には350ml缶であればフタが閉まりますが、500ml缶だと微妙に閉まらないので、持ち運びの際は注意が必要です。
3.バケツ
バケツとしても使えます。メモリが刻まれ最大10リットルの水を入れられますが、水場で水を汲んでサイトに持ち運ぶとなると、距離にもよりますが7.5リットルが限界かもしれません。5リットルであれば、多少歩いて揺れても水がこぼれることなく問題なく運べます。
ウォータージャグのように水栓が付いていないので、細かな水量調整はできません。
4.ピクニックバスケット
極めて普通の使い方ですが、ピクニックの際のバスケットとしては当たり前に使用可能。汚れても気にならないので、地面の上にそのまま置けます。
家族4人分のお弁当やドリンクを入れるには少し小さめで、2人分でちょうど。ドリンクを入れたボトルを持って行く際にはバランスに注意しましょう。
ピクニックだけでなく、バスケットにコンパクトチェア(ヘリノックスのチェアワン程度は楽勝)と、目的地に行く途中で買ったちょっとしたお酒とつまみを入れれば、チェアリング用バスケットとしても使えます。
5.キャンプ道具の収納・運搬
アウトドアギアを自宅では収納用に、キャンプの際はそのまま持ち出すといった使い方も可能です。とはいえさほど重いものは入れられないので(入れても10kg以内)、クッカーやナイフ、まな板などの調理道具入れとしての使用がちょうどいいかもしれません。
6.ソロキャンのサイドテーブルに
別売りの専用フタをかぶせれば、簡易的なサイドテーブルになります。表面はツルツルしておらず滑りにくいので、ちょっとした斜面でも滑り落ちることはありません。
バスケットのままならネスティング(入れ子)収納、フタをすればスタッキング(重ね)収納することが可能です。
■自宅ではこんなシーンで使える
アウトドアでも重宝しましたが、普段は自宅でも活躍。キャンプ道具をしまっておくのもいいですが、“見せる収納”用としても使えます。
7.腰袋の代わりとして
8.マガジンラックとして
9.トイレットペーパーの収納
10.洗面道具の収納
今回は1つしか購入しなかったので、順番に試してみましたが、個人的にはトイレットペーパーを収納するのと、洗面道具を収納して銭湯に持っていくのにはいいんじゃないかと思いました。
7.腰袋の代わりとして
普段は工具ボックスに入れているツール類を入れたら意外と使い勝手が良好。ハンドルが付いているため手軽に持ち運べるし、開口部が広いから道具を探しやすいのもメリットです。
ただ、ツールを常に収納しておくというよりも、工具袋や腰袋の代わりにその都度使う作業工具や大工道具を入れて運ぶといった使い方の方が便利かもしれません。
8.マガジンラックとして
本体は柔らかくしなやかなのに腰が強いため、マガジンラックとしても重宝します。雑誌を横にすれば『GoodsPress』を20冊くらい収納できますが、縦にすると重さで倒れてしまうので、マガジンラックとして使うなら5冊くらいがちょうどいいかも。
9.トイレットペーパーの収納に
すぐ手の届くところに置いておかなきゃならないけれど、裸で出しておくと生活感にあふれすぎるもののひとつがトイレットペーパー。人に見せるわけではないけれど、バスケットにちょっと入れておくだけで雰囲気がずいぶん変わります。
トイレットペーパーは横に寝かした状態で9個くらいは収納可能。
10.洗面道具の収納
濡れても平気なので、洗面道具の収納にもぴったりです。普段使うものを収納しておくのもいいですが、銭湯に持っていく洗面道具一式を入れてもいいかもしれません。
■使って分かった考えられた作り
いろいろ使ってみて分かったのが、その絶妙な作り。ベースとなっているのが、もともと考えられて作られているstacksto(スタックストー)なので、使いやすいのは当たり前といえば当たり前なのですが…。
本体サイズがW40.9×H16.7(21.4※フタをした状態)×D20.5cm、フタのサイズがW43×H3.2×D20.6cm。普段使いするものはほぼ入りますし、スリムだから部屋の片隅に置いても邪魔になりません。
ハンドルにはねじりが加えられ、持った時に痛くない仕様です。
ただハンドルは短めで、バスケットだけで持つには問題がないのですが、フタをした状態ではかなり広がるので持ちにくくなります。
本体内側には2.5L単位で、2.5L、5L、7.5L、10Lのメモリが刻まれています。
外側にはデザイン上のアクセントになっているラインがありますが、これはだいたい1L、2L、4Lの位置に相当。内側からでも外側からでも分かりやすく、水を運ぶ際に重宝します。
フタの片側にはW51×H19のネームタグを入れるスリットが設けられています。収納しているモノを書いたタグを入れておけば、スタッキングした時でもひと目で何が入っているか分かります。
ポロエチレン製なのでお手入れも簡単。中性洗剤で洗えば、汚れも落ちます。アウトドアでも汚れを気にせずガンガン使える点もポイントです。
* * *
今回いろいろ使ってみましたが、最大のメリットは防水性の高さ。収納だけならトートバッグも同じように使えますが、濡れたもの、汚れたものを気にせずガンガン入れられるメリットはかなり大きく、使い倒し決定です!
今後はさらに大きな「LN バスケット L」(3190円)と組み合わせるか、もう一つ「LN バスケット L スリム」を組み合わせるか、悩みどころです。
>>LandNorm
(文/澤村尚徳<&GP>)
- Original:https://www.goodspress.jp/reports/286938/
- Source:&GP
- Author:&GP
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