充電ケーブルをマグネットで簡単に着脱できるようにするというアイデアは、もともとAppleのMagSafeが最初だ。MagSafeはすでになくなってしまったが、それを模倣した商品はさまざまなメーカーから数多く展開されている。
そして今回紹介する「Simplelink」はMagSafeをさらに発展させたタイプ。ケーブルの両サイドにマグネットを搭載していて、さらには4K動画転送や急速充電にも対応する。
・ケーブル両サイドにマグネット
他メーカーのMagSafe似ケーブルと同じく、Simplelinkも専用のチップをスマホやPCなど端末側のType-Cポートに差し込んで使う。チップにはマグネットが内蔵され、ケーブルの先端を近づけるだけで磁力でぴたっとくっつく仕組みだ。
そしてSimplelinkでユニークなのは、ACチャージャーやモバイルバッテリーの側にもチップをはめておくことで、ケーブルの両サイドをマグネットで着脱できるようになる点。つまりケーブルを差し込むという動作を完全に省略できるようになる。
・60Wで急速充電も
加えて、HDMI用のチップが用意されているのもSimplelinkの特徴だ。モニターやテレビなどのHDMIケーブル差し込み口は往々にして背面など手を伸ばしにくい場所にあるが、チップを差し込んでおくと片手で簡単に着脱できるようになる。しかもSimplelinkは4K/60fpsに対応する。
ちなみに、データの送信スピードは最大10GB/Sで、60Wでデバイスを急速充電できる。
まさにマルチなSimplelinkは現在クラウドファンディングサイトKickstarterで資金調達を展開している。すでに目標額は達成し、出資額はケーブルとType-Cマグネティックチップ2つのセットが194香港ドル(約2700円)〜となっている。このセットにHDMIマグネティックチップ1つを加えたパックは271香港ドル(約3800円)〜。
出資は5月23日まで受け付け、6月にも発送が始まる見込みだ。
- Original:https://techable.jp/archives/120449
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:mizoguchi
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