部屋の隅々まできっちり掃除してくれるロボット掃除機4選【即買いヒットアイテム】

【特集】即買いヒットアイテム

掃除はロボット掃除機に任せたいけど、部屋の隅々まで掃除できるか不安。そんな人は最新モデルの賢い機能に注目。高精度なセンサーを駆使したマッピング機能で、複数の部屋でもきれいに掃除してくれるのだ。

 

【教えてく入れた人】
家電+ライフスタイルプロデューサー 神原 サリーさん

新聞社勤務、フリーライターを経て独立。広尾にキッチンを備えた家電アトリエを構える。家電分野を中心に幅広い媒体での執筆や商品企画、コンサルティングなどを手がける。テレビ出演も多数

■進化したロボット掃除機は本当に頼りになる

家具や床に置いてある物にぶつかったり、掃除しきれていない場所があったり…。数年前のロボット掃除機を使っている人からは、そんな不満の声を聞くことがある。しかし、最新モデルはこうした課題を見事に払拭している。

「センサーやマッピング機能が進化して、障害物を賢く避けたり、部屋の隅々まで効率よく掃除できたりするようになりました。初期のロボット掃除機に不満だった人も最新モデルなら便利さを実感できるでしょう」

神原サリーさんがそう語るように、近年はどのモデルも共通でセンサーが進化。高精度なセンシングを利用して部屋の形状や家具の位置を記録し、効率良いルートで掃除するようになった。中でもパナソニックのルーロは、障害物の検知機能が優秀。実際に掃除する様子を見ていると、その賢さを実感できる。

「従来モデルと比べると、障害物を避ける精度が格段に上がっています。床にある物にぶつからないし、ラグなどの巻き込みも防いでくれるので、使う前に片付けておくというひと手間が確実に減ります」

スマホアプリを使えば遠隔操作や掃除履歴の確認もできる。最新のロボット掃除機は、本当に頼れる掃除のパートナーへと進化しているのだ。

1. 素早く室内を見極めてストレスフリーの掃除を実現

パナソニック
「ルーロ MC-RSF1000」(実勢価格:16万5000円前後)

障害物回避性能が大きく進化しています。ラグなども巻き込まないですし、動作音が静かなところもいいですね(神原さん)

 

レーザーセンサーを使用した空間認識技術レーザーSLAMを搭載。半径8mのエリアで360度全方位の間取りや床にあるもの、動くものなど室内環境を素早く認識して、効率よく掃除する。独自の三角形状と2本のサイドブラシにより、隅の掃除にも強い。

▲前方に段差を見つけると本体が持ち上がり、最大2.5cmまで乗り越える。ラグに引っかかることもなく、低い敷居も越えられる

▲スマホアプリで遠隔操作や掃除結果の確認が可能。ゴミがたまりやすい場所の表示や、入ってほしくない場所の指定にも対応する

 

2. D型シェイプ&新ブラシで隅々までパワフル吸引

アイロボット
「ルンバ s9+」(18万6780円)

形状が変わり、従来より隅の掃除に強くなりました。ダスト容器30杯分のゴミを溜めておけるクリーンベースも便利です(神原さん)

シリーズ初のD型シェイプを採用し、前面の高性能センサーを駆使して、部屋の隅にあるゴミまでパワフルに吸引。2本のゴム製ブラシが連動して、床の種類を問わずにゴミをかき込む。ダスト容器のゴミを吸引する自動ゴミ収集機が付属する。

▲光学センサーで毎秒23万400以上のデータポイントを収集。家の中の環境を正確にマッピングして学習し、効率よく掃除していく

▲床拭きロボット「ブラーバ ジェットm6」と連動する機能も搭載。ルンバで掃除を終えるとブラーバが起動し、床拭きを始める

 

3. 家具もコードも認識してしっかり回避

エレクトロラックス
「Pure i9.2(PI92-6DGM)」(実勢価格:13万円前後)

掃除機メーカーの製品らしく、吸引力が優れています。アプリによるアップデート頻度が高く、着実に賢くなります(神原さん)

部屋の隅を掃除しやすい三角形状を採用。カメラとレーザーで室内を立体的に認識して動きつつ、優れた吸引力と大型ロールブラシで床の種類を見極めてゴミを吸引する。エリアを区切って掃除する場所を指定できる機能を新たに搭載。

▲床にあるコードもしっかり認識。1本だけなら乗り越えて、複数本があるとそこを避けて掃除してくれる

▲敷居やラグなどの段差は2.2cmまで乗り越える。先にあるスペースも判断し、乗り越えた後の落下なども避ける

 

4. 抜群の吸引力と学習能力で部屋中きれいに

ダイソン
「Dyson 360 Heurist」(実勢価格:12万円前後)

スティック掃除機でおなじみのサイクロン技術による優れた吸引力が特徴。全方位を検知する賢さも光ります(神原さん)

独自のサイクロン技術を搭載し、内部に発生する強力な遠心力で微細なゴミまで吸引。高性能センサーやカメラで検知した情報を高速処理しながら、効率よく掃除する。遠隔操作や区画ごとにモードを指定できるスマホアプリに対応。

▲走行中にセンサーが0.02秒ごとに距離測定を行い、自らの位置を認識。掃除してない場所を見極めながら、効率よく動く

▲機体の幅いっぱいのブラシバーが毎分1600回転。サイドブラシを用いるより、一度の通過で確実にゴミを取り除く

 

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※2020年4月6日発売「GoodsPress」5月号掲載記事をもとに構成しています

 

(取材・文/高橋智)

 


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