少しずつワイヤレス充電が主流になりつつある今日、未だに実現されていない充電方式がある。電力がその空間に存在し、ユーザーのアクションがなくても勝手にモバイルデバイスの充電をしてくれる「真の意味でのワイヤレス充電」だ。
しかし、今回紹介する「Polar Charge」は、そんな領域に我々が一歩近づく礎になりうるかもしれない。
・1.5m内に入ると自動で充電が開始される?
Polar Chargeは、本体と充電レシーバーを使って充電するワイヤレス充電器だ。充電したいデバイスに充電レシーバーをさし込んでおく必要はあるが、Polar Chargeから1.5m以内に踏み入ると、本体からデバイスへ電力が送られ充電が開始するという仕組み。
たとえば、このPolar Chargeをベッド脇に置けば、寝ている間にレシーバーをさしているスマホやタブレットなどを、いちいちコードに繋いだり、ワイヤレス充電パッドに置くことすら必要なく充電することができるということだ。一瞬SFのような話だが、これが本当に機能すれば今まで以上にストレスフリーに充電をすることができるようになるだろう。
・最大6台まで同時充電も可能
気になる出力電圧は最大7.5Wとのことで、デバイスによってはまずまずの充電速度を期待できそうだ。最大6台まで同時充電できるのも嬉しい。
ただし、同時に繋ぐと充電速度に変化があるのかどうかは明らかではない。用意されている充電レシーバーはLightning、USB-C、Micro USBなので、ほぼほとんどのデバイスをカバーするのではないだろうか。
そんなPolar Chargeは現在Kickstarterにてキャンペーンを実施しており、1台72ユーロ(約8460円)から出資注文が可能だ。2021年3月頃の発送を予定しているようだ。
一瞬疑いたくなるようなアイテムではあるが、個人的にレビューしてみたいと思わせる製品でもある。
執筆:Doga
- Original:https://techable.jp/archives/121644
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:章仁水越
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