日本経済新聞社は、360度映像や写真によりニュース現場の臨場感を生み出す無料スマートフォンアプリ「日経VR」をリリース。2018年にリリースした「日経AR」と合わせ、情報発信や表現の幅をさらに広げていくようだ。
AR+VRで進化する表現と情報発信
「日経VR」では、ニュース現場の臨場感やVR空間での芸術鑑賞、旅行気分まで楽しめる無料アプリである。スマートフォンだけで手軽にVR体験ができるのが魅力的だ。もちろん簡易型VRゴーグルを使用すれば、より没入感のある映像体験が可能となる。
同社は、同アプリと2018年11月にリリースした「日経AR」により、紙面にとどまらない情報発信や表現を実現していきたいとのこと。今後はVRジャーナリズム、VR活用の広告やイベント、VRミュージアムなど新コンテンツを続々提供する予定だ。
ちなみに「日経AR」とは、紙面に掲載された指定マーカーをスマートフォンカメラで読み取ると、記事の解説動画や広告を見ることができるというアプリ。広告から掲載企業のサイトへ遷移したり、商品に関連した画像や動画をスマホの画面上に表示したりもできるようだ。
「日経VR」を覗いてみた!
「日経VR」リリースにあたり、企画第1弾として「NIKKEI STAY HOME PROJECT~日本全国スマホでお花見~」を開始。
現在、皇居のお堀の水面に向かって広がるソメイヨシノが楽しめる「東京編」や、日本さくら名所100選に選ばれた桜林など約650本が咲き乱れる名古屋市の鶴舞公園などを取り上げた「愛知・京都・兵庫編」など5つのコンテンツを公開中。
なお、4月末~5月初旬にかけて「三重・奈良編」「宮城・山形・福島編」「北海道・青森編」を公開予定だ。
ほかにも、「東洋文庫ミュージアム」というコンテンツでは、モリソン書庫を覗くことができる。そこには圧倒的な量の書籍や絵画などが所狭しと並んでいた。
また、同ミュージアム内で企画展「大清帝国展」を開催中。東洋文庫の蔵書の中から、中国史上まれにみる大国となった「清」の歴代皇帝のゆかりの書物が一堂に会するのは始めてのことだという。
- Original:https://techable.jp/archives/122161
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口
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