2020年第1四半期(1月〜3月)におけるApple Watchの世界全体での出荷台数は前年同期比22.6%増加し、55.5%のシェアを獲得しています。「コロナ後」には、健康意識の高まりから、スマートウォッチ市場は長期的に有望と期待されています。
スマートウォッチ全体で20.2%の伸び
調査会社Strategy Analyticsが発表した2020第1四半期(1月〜3月)の世界スマートウォッチ出荷台数は全体で1,370万台で、前年同期の1,140万台から20.2%増加しました。
メーカー別出荷台数トップはAppleの760万台で、前年同期の620万台から22.6%増と、スマートウォッチ市場全体よりも大きな伸び幅で成長しています。
2位はSamsungの190万台、3位はGarminの110万台で、それぞれ前年同期比で11.8%、37.5%の成長を記録しています。
Apple Watchのシェアは55.5%
メーカー別の出荷台数シェアはAppleが55.5%で、2位Samsungの13.9%に大きく差をつけてトップを独走しています。Appleのシェアは、前年同期の54.4%からさらに1.1ポイント拡大しています。
コロナ後は人々の健康意識が高まり、スマートウォッチ市場は有望
世界的に新型コロナウイルスの感染拡大が続く中でもスマートウオッチ市場が拡大したことについてStrategy Analyticsは、自宅待機を強いられた状況で自分の健康状態を意識する人が増えたためだろう、と分析しています。
今後のスマートウォッチ出荷台数の動向について同社は、2020年第2四半期(4月〜6月)は、新型コロナウイルスの影響で欧州と米国で販売が落ち込むのが避けられtないため急減速する、と予測しています。
しかし、2020年後半には消費者心理の回復、販売店の営業再開により徐々に回復し、コロナ禍の後には、幅広い年代で健康に気を使う消費者が増えるため、スマートウォッチ市場は長期的に非常に有望だろう、と期待を語っています。
Apple Watch Series 6では多くの健康機能が追加か
2020年秋に発売が予測される次期モデル「Apple Watch Series 6」では、睡眠トラッキング機能、血中酸素飽和度測定機能、ストレスや過呼吸の検出機能、心筋梗塞の事前警告機能などが追加されるとの情報があります。
現地時間6月22日からオンラインで開催される世界会開発者会議(WWDC 2020)で発表が見込まれるwatchOS7では、新しい文字盤が追加されるほか、子供向けの「キッズモード」が利用可能になると伝えられています。
Source:Strategy Analytics
(hato)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-287552/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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