ノースウエスト大学の工学研究室とシカゴのシャーリー・ライアン・アビリティラボは、新型コロナウイルスの症状を監視するウェアラウブルデバイスを開発した。喉に貼るだけで、連続的なモニターができる。
咳や発熱、呼吸活動をモニター
今回開発されたデバイスは、内部に搭載されたワイヤレスセンサーにより体温や咳、そして呼吸活動を継続的に収集する。
本体は柔らかな素材でできており、24時間356日継続的に使用しても、喉への不快感が抑えられるように設計されている。
これにより、病院だけでなく、自宅でも症状を連続的にモニターすることができるとのこと。これまでの診断では、病院と自宅でのデータのギャップが課題だったが、本デバイスでは、そのギャップを埋めることが期待されている。
ビッグデータと人工知能を活用
今回のデバイスでは、集めたたデータを人工知能で処理し、新型コロナウイルスの症状を解析するという。
すでに新型コロナウイルスの感染者約25人が2週間前から装置の装着を開始し、データを集めている。そして、合計1500時間以上と1TB以上のデータが集められているという。
新型コロナウイルスに関しては、まだその症状について不明な点もが多い。今回のデバイスにより、さらなる研究が進むことを期待したいものだ。
- Original:https://techable.jp/archives/123858
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:塚本直樹
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