MAMORIO株式会社が、Bluetooth通信によるクラウドトラッキング(すれ違い追跡)の仕組みを使った「ディスタンスレベル機能」の提供を開始した。
同社が手掛ける忘れ物防止デバイス「MAMORIO」の技術を応用。スマートフォンアプリ利用者が適切なソーシャルディスタンスを維持できているかどうかを判断し、アプリ内で表示する。
適切なソーシャルディスタンスの維持を促す
新型コロナウイルス感染の予防策として、「ソーシャルディスタンス」という言葉をよく耳にするようになった。直訳すると「社会的距離」という意味で、感染拡大を防ぐために他者との物理的距離を確保するという考え方を指している。
今回、ソーシャルディスタンスに関する機能がアプリ内に追加された「MAMORIO」は、Bluetooth通信によって忘れ物を検知し、スマートフォンアプリに知らせてくれる便利なデバイスだ。
従来は、アプリユーザーのスマートフォンと他ユーザーのMAMORIO製品との間でBluetooth通信があった場合、1日のすれ違い件数としてアプリ内に表示していた。
今回のディスタンスレベル表示機能では、そのようなすれ違いを、一定距離内における他者との接触と見なす。すれ違った数に応じてディスタンスレベルを3段階で表示し、日常生活における適切なソーシャルディスタンスの維持を促すものとなっている。
利用条件
ディスタンスレベル表示機能は、今年5月11日にリリースされたiOS版のMAMORIOアプリ(Ver 4.1.1)より利用可能。なお、MAMORIO製品の購入は必須ではなく、アプリだけでも機能を無料で使うことができる。
また、本記事で紹介した一般ユーザー向けの機能追加に加えて、法人向けサービス「MAMORIO Biz」における「濃厚接触度測定レポート機能」の無償提供開始も発表されている。
(文・早川あさひ)
- Original:https://techable.jp/archives/123986
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:早川あさひ
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