一般社団法人コード・フォー・ジャパン(以下「Code for Japan」)による接触確認アプリ「まもりあいJAPAN」のソースコードが、今月18日にGitHubで公開された。
同団体がアプリを開発する中で培ってきた知見をオープンに提供し、新型コロナウイルス対策として国が進めるアプリ開発に協力していく。
ソースコード公開の概要
今回ソースコードが公開された接触確認アプリ「まもりあいJAPAN」は、Code for Japanによって開発の取りまとめが進められていた。
しかし、今月8日に厚生労働省が「新型コロナウイルス陽性判定者との濃厚接触ほか各種関連情報を迅速に通知するスマートフォンアプリ」の公的な導入を正式に決定。
この決定を受け、Code for Japanは方針を転換。自身によるアプリ開発を取りやめ、国のアプリ開発に協力していくこととなった。今回のソースコード公開は、同団体の知見が幅広い形で活用されることを目的としている。
また、ソースコードを解説する勉強会も開催予定。技術者の理解を深めることが主な目的で、プライバシーを守るための機能実装などに関して説明を行う。詳細は追って「まもりあいnote」に掲載される見込み。
過去にも勉強会を開催
Code for Japanは「接触確認アプリ勉強会」を今月13日に開催しており、接触確認アプリ開発に着手した経緯やその仕様を説明。この様子はYouTube Liveにて配信され、現在でも動画が視聴可能だ。今後の同団体は、ITエンジニアリング・UIUX・ブランディング・セキュリティなどに関する知見をオープンに提供することにより、さまざまな提言につなげていく予定とのこと。
(文・早川あさひ)
- Original:https://techable.jp/archives/125035
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:早川あさひ
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