「iPhone」の商標めぐりブラジル最高裁で争い


 
2000年にブラジルの産業財産庁から「iPhone」の商標を取得したIGB Eletrônicaは、同商標の使用権はIGB EletrônicaとAppleの両社にあるという2018年の判決を不服として、最高裁へ上訴したことが明らかになりました。
 
以前Gradienteとして知られていたブラジルの電子機器メーカーIGB Eletrônicaは、2000年に取得した「iPhone」の商標の使用権をめぐってAppleと争ってきましたが、ついに最高裁にまで持ち込まれることがわかりました。
 
IGB Eletrônicaは、2012年に「IPHONE」のブランド名でAndroidデバイスの販売も行っています。

日本ではiPhoneの商標は名古屋のアイホンが登録

「iPhone」の名称は、日本では名古屋に本社を置くインターホンメーカー、アイホンが商標登録しています。iPhoneが日本で発売される際にAppleが商標登録を試みましたが、登録済のアイホンの商標と紛らわしいとのことで登録が却下となったためです。
 
Appleは、アイホンが商標登録を行った「iPhone」の商標使用料約1億円を支払うという合意に至り、商標問題は解決となりました。
 
Apple公式WebサイトのそれぞれのiPhoneモデルのページの最下部には、「iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています」と記されています。
 

 
アイホンは、2018年にiPhoneと連携できるインターホンを発売したことで話題になりました。
 
 
Source:MacRumors
Photo:AppleInsider, Apple
(lexi)


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