宇宙航空研究開発機構(JAXA)は三菱重工業のH-IIBロケットで、宇宙ステーション補給機である「こうのとり」の最後の1機を打ち上げた。この補給機は国際宇宙ステーション(ISS)に物資やペイロード、実験機器などを輸送してきたが、三菱重工は2022年の初飛行を予定している自動ドッキングなどの高度な機能を備えた後継機の開発を進めている。この後継機は、NASAが計画している月軌道ゲートウェイまでの長距離貨物輸送も視野に入れている。
今回の打ち上げは、H-IIシリーズにとってのマイルストーンであり、また次のフェーズへの区切りであるだけでなく、非常に興味深い貨物を搭載しているという点でも重要である。さまざまな実験が予定されているが、中でも注目したいのが「スペースアバター」だ。これは基本的には地球上のユーザーがISSにおけるテレプレゼンスロボットとして使用でき、軌道上にあるISSに搭乗しているかのような体験ができる。
ロケットの打ち上げは、種子島宇宙センターから本日早朝に実施され、動画ではアーカイブをチェックできる。
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(翻訳:塚本直樹 Twitter)
- Original:https://jp.techcrunch.com/2020/05/21/2020-05-21-watch-mitsubishi-heavy-industries-launch-a-milestone-space-station-resupply-mission-live/
- Source:TechCrunch Japan
- Author:Darrell Etherington
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