布製品に張り付いたペットの毛をしっかり掻き出すコードレスクリーナー【ds hands on!】アクアコードレススティッククリーナーAQC-HF500


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ペットがいる家庭での悩み「ファブリックに付着する抜け毛」をしっかり掻きとる「ケトリゴム」付属のコードレススティッククリーナー。安定性の高い本体やコンパクトに収納できる仕組みなど、日常使いに嬉しい使いやすさにもこだわりを感じる製品だ。スティッククリーナーには珍しいシャイニーライムグリーンの爽やかなカラーリングも魅力的。

アクア
コードレススティッククリーナー
AQC-HF500
実勢価格:2万9800円

FRONT – SIDE
TOP – HEAD
サイズ 幅254×奥行き206×高さ1080mm(スティック時)

幅88×奥行き155×高さ454mm(ハンディユニット時)

標準質量  2.3kg(スティック時)、1.3kg(ハンディユニット時)
充電時間 約4時間
連続運転時間(満充電時) 強約8分、標準約22分、弱約34分
集じん方式 サイクロン式
集じん容積  0.28L
付属品  ワイドケトリゴム、ミニケトリノズル、2WAYノズル、隙間ノズル、電池、ACアダプター、壁掛けホルダー、お手入れブラシ、収納バッグ

ゴム製ブレードで抜け毛をしっかり掻きとるケトリゴム

ペットの毛が多い場合はヘッドに黒いゴム製の「ケトリゴム」をセット。ケトリゴムや回転ブラシの取り外しは手でパチンとロックをひとつ外すだけ。
ペットの抜け毛はクッションやカーテンなどの布製品に付着するとなかなか落ちにくい。室内犬を飼う場合、股関節保護のためにカーペットを利用している人も多い、こうなると抜け毛の時期はパワーのない掃除機では太刀打ちできないこともある。
ケトリブラシを使用したヘッド(写真左)と非使用のヘッド(写真右)で掃除したカーペットの状態。どちらも全面に抜け毛を付けた状態でヘッドを一往復ずつさせている。ケトリブラシをセットした場合3往復ほどでほぼ抜け毛がなくなった。

ヘッドの自由度が高く、
もちやすいハンドルで掃除疲れが低減

ヘッドは左右90度に回転し、フルフラットにも倒せるので家具の隙間や下の掃除もしやすい。
ハンドルは滑りにくい素材で手にしっくり馴染む形。ハンドルには突起状のスタンドがあり、ハンディタイプで使用している時にサッと床に立てることもできる。

日常使いにうれしい
使いやすさがいっぱい

個人的に気に入っているのが2WAYブラシノズルの使いやすさ。使用したいときはブラシ部を引っ張るだけでセットできる。しかも、ノズルを反対側にむけると赤い起毛布を使った「ソフトノズル」になる。こちらは傷つきやすい家具や布などに張り付いたホコリを集めるのに便利だった。

 

ボタン一つを押すだけで集じんカップ下蓋が開き、手を汚さず素早くゴミ捨てが可能。もちろんカップごと取り外して丸ごと水洗いすることもできる。

 

デザイン性の高さもポイントのひとつ

本体カラーは今回試用したシャイニーライムグリーンとベネチアンレッドの2色。手元のリング状LEDの色でバッテリー状態や運転モードを表示したり、延長パイプに本体をひっかけることで本体サイズをコンパクトにして収納できるなど、スタイリッシュなだけではなくデザインに使いやすさを追求しているのも好印象。

ペットのいる家庭の「抜け毛」問題を解消
使いやすさにもこだわりア

犬を飼っている我が家で、毎年頭を悩ませるのが春と秋にある換毛期の掃除。この時期は夏や冬にむけてゴッソリと毛が抜けかわるため、クッションやカーペット、カーテンといったファブリック製品に恐ろしい量の抜け毛が張り付くのだ。しかも、布製品に張り付いた抜け毛は一般的な吸引力の掃除機程度ではしっかりとは落ちない。このため、毛が抜けやすいペットを飼っている家庭では、掃除機をかけたあとに粘着テープなどで掃除をすることが多い。そんななか、このペットの毛問題に注目したのがアクアのAQC-HF500だ。
ペットに特化した機能として注目したいのは、なんといっても付属する「ケトリゴム」の存在。これは摩擦性の高いゴム製のクシ状アタッチメントで、装着することで布やカーペットなどに絡んだ抜け毛をゴッソリ掻き取ってくれる。しかも、標準アクセサリーにケトリゴムがセットできるミニサイズのヘッドノズル「ミニケトリノズル」も付属するので、ソファー隙間やクッション、車内など、抜け毛が気になる細かな場所の布製品の掃除にも対応してくれる。
掃除機は日常的に使うだけに、使い勝手のよさも重要だ。ヘッドは左右に90°曲がるうえ、180°フルフラットになるので、ソファやベッドの下、椅子の間などの細かな掃除がしやすい。また、ヘッド前面にはLEDライトがあるので、暗い場所のゴミを見逃すことないのもよかった。使用していて個人的に気に入ったのが、AQC-HF500のブラシノズル「2wayノズル」の存在。ブラシは掃除中に出番の多いノズルだが、これは本体に標準収納できるので、使いたいときにその場で切り替えられる。そのうえ、ノズルをセットする方向でブラシノズルだけではなく起毛布を使ったソフトノズルにもなる2Way方式だ。さらに、集じんカップのゴミはボタンひとつで捨てられるうえ、ヘッド内の回転ブラシは道具なしでサッと外せるなど、全体的にメンテナンスが手軽。本体は素早く立てた状態で置けるうえ、収納時は本体サイズは約半分のコンパクトサイズに変形させられるなど、使用しないときの収納性の高さも気に入っている。


text : 倉本 春
photo : 下城英悟(GREEN HOUSE)

profile :
家電ライター
倉本 春
家電専門のフリーランスライター。冷蔵庫などの大型白物家電から、最新テクノロジーを搭載した美容家電、IoT系おもしろガジェットまで、最新家電に関する記事を幅広く執筆する。


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