テレワークの普及に従い、個人やチームの生産性向上への要求が高まっている。
Empocheは自動で何のソフトを使っているか計測したり、タスクの割り当てや進捗管理をしたりして、生産性を分析・改善するのに役立つアプリとして公開された。
時間管理とタスク管理の統合
コロナ禍によってテレワークが普及するに従い、仕事の見える化を進め、個人やチームの生産性を向上させる取り組みが求められるようになってきた。
個人のレベルでは、時間を有効に使い、集中力を高めるのにテレワークに慣れる必要がある。また、チームとしてはタスクの進捗状況を可視化し、成果物を中心にした仕事の管理が求められる。
Empocheは、時間管理とタスク管理を統合した新しいアプリとして考案された。コンピュータに導入すると、ブラウザや専用ソフトなど、何のアプリケーションにどのくらいの時間を費やしているかを自動で計測できる。
タスク管理の機能では、チームのメンバーにタスクを割り当てて、未着・仕掛かり・完了といった進捗状況に応じて一覧可能だ。
タスクにはタグ付けが可能であり、プロジェクトや特定の分類に従って整理ができる。締め切りが近いタスクや、締め切りを過ぎているタスクを一覧できる画面があるため、期限を守れるよう支援する仕組みになっている。
期待されるサードパーティアプリとの連携
タスクの進捗状況はダッシュボードで一覧され、タスクの完了数や時間の使い方がグラフで可視化できる。また、タスクごとに必要な時間の見積もりと、実際にタスクへ費やされた実際の時間を比較して、見積もりの精度を確認・向上させていけるのも利点と言える。
EmpocheはWindows、Mac、Linux、モバイルと複数のプラットフォームで導入が行えるので、多様なシステム環境を持つチームでも利用できる。
DropboxやGoogleカレンダーとの連携が行えるが、今後は、他のサードパーティアプリの追加が期待される。現在はベータ版として公開されているので、今後も継続して機能追加が進んでいくだろう。
- Original:https://techable.jp/archives/127988
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:佐藤隆之
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