アメリカのデラウェア州に本社を置くsVision社(以下、「sVision」)は、政治と選挙のプラットフォーム「政治山」を運営する株式会社VOTE FOR(以下、「VOTE FOR」)と連携し、東京都知事選挙におけるユニークなサービスの無償提供をスタートした。
候補者の顔をスマホで認証すると、詳細なプロフィールや政策、あるいはマニフェストなどが閲覧可能になる。
マニフェストなどを顔認証でチェック
今回のサービスは、sVisionによるアプリ「Name Vision」内で利用できる。ディープニューラルネットワークによる人物識別機能などを備えた同アプリでは、顔認証を行った人物の情報を調べることが可能だ。
東京都知事選挙におけるユニークなサービスは、「政治山」を運営するVOTE FORとの連携によって実現した。「Name Vision」アプリを起動し、「政治山」における東京都知事選挙ページの候補者写真を読み込むと、マニフェストなどの情報が表示される。なお、街頭の選挙ポスターや、実際に見かけた候補者の写真でも利用可能とのこと。
選挙期間中は有料版の「Name Vision Pro」が無償提供される予定で、無償ダウンロード期間は7月5日までとなっている。
候補者の選挙運動をサポート
新型コロナウイルスの影響が残る中で始まった東京都知事選挙では、可能な限り接触を抑える形での選挙戦が求められている。そのため、人が集まる集会や演説などの選挙運動も制限されており、候補者の主張や政策が有権者に伝わりづらい状況といえるだろう。
今回のサービスを使えば、そのような情報にアクセスするハードルが下がるため、候補者の選挙運動を強力にサポートしてくれそうだ。
(文・早川あさひ)
- Original:https://techable.jp/archives/128851
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:早川あさひ
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