Apple、超広帯域無線の空間認識機能を活用する「U1チップ」を開発者へ開放

NearbyInteraction
 
iPhone11シリーズ内蔵のU1チップは、超広帯域無線(UWB)の空間認識機能を活用し、U1チップを持った他のApple製デバイスの場所を正確に認識できます。「リビングルームほどの空間で機能するGPSのよう」とも謳われるU1チップですが、Appleは新たな開発フレームワーク「NearbyInteraction」を公開し、同チップを開発者へ開放しました。

U1チップで新たなAR体験などが可能に

U1チップを搭載するデバイス同士では、互いの端末の位置や動きが手にとるようにわかるので、これまでになかったようなデバイス間のインタラクションが可能になります。
 
Appleは、開発フレームワーク「NearbyInteraction」のページ上に新たなユーザー体験の例を3つ挙げています。
 

  • バーチャルの水風船を互いのデバイスの中に投げ合うマルチユーザー拡張現実(AR)体験
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  • マッチングが向上のためタクシーやライドシェアアプリで運転手と乗客が互いの正確な位置を把握
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  • 互いのデバイスの動きでパドルを操作しボールを打ち合うポンのようなゲーム

 
NearbyInteractionを機能させるには、毎回ユーザーの許可が必要になります。セッションごとにランダムな識別子が生成されるようになっています。
 
 
Source:Apple via MacRumors
(lexi)


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