徐々にではあるがハイドロフォイルという新しいマリンスポーツのツールを耳にするようになった。今回紹介するのは、Waydooの「Flyer ONE」。
早い話、バッテリーとモーターで水面を“駆ける”ことができる電動サーフボードで、最高スピードは時速40キロとなかなかのスリルを味わえそうだ。
川や湖でも使える
Flyer ONEは、サーフィンで使うようなボードの下にマストが伸び、その先にプロペラが付いている。そしてボード内蔵のバッテリーでモーターが駆動し、推進力を得るという仕組みだ。
電動なので波や風がなくても、そして川や湖でも楽しめる。しかも水上ジェットスキーなどのように化石燃料を使用しないので環境にも優しく、騒音も少ない。
速度は1マイル刻みで調整
操作は手に持つコントローラーで行う。コントローラーはワイヤレスでボードと連携し、最高速度は時速25マイル(約40キロ)。1マイル刻みでスピードを調整できるようになっているので、ビギナーからスリルを求めている上級者まで楽しめる。
開発元によると、ライダーの体重やスピードにもよるが、バッテリーフル充電で22マイル(約35キロ)走行でき、時間にして最大85分駆動するとのこと。
楽しさのあまり時間を忘れるのはよくあることだが、そうした場合に備えてバッテリー残量はコントローラーに表示されるようになっている。
Flyer ONEの重さは約28キロとそれなりにあるが、マストが取り外せるデザインなので車に積み込むなど持ち運びしやすい。バッテリーも取り外し可能で、フル充電所要時間は2時間だ。
Flyer ONEは現在クラウドファンディングサイトKickstarterで資金を調達中。すでに目標額を達成し、現在はマストの長さが31.5インチのタイプが4099ドル(約44万円)〜、25.6インチのタイプは4299ドル(約46万円)〜となっている。7月16日まで出資を受け付け、8月にも発送が始まる見込み。
- Original:https://techable.jp/archives/129116
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:mizoguchi
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