ヤマハ株式会社(以下、「ヤマハ」)が、リモート合奏サービス「SYNCROOM(シンクルーム)」のPC版アプリを正式公開した。また、Android向けのβ版アプリも同時に公開されている。
リモート合奏でも音の遅延が少ない独自技術
「SYNCROOM」では、インターネット回線を介して、複数のユーザー同士でリモート合奏を楽しめる。
最大の特長は、独自技術の活用によって音の遅延を極力抑えている点だろう。一般的なオンライン会議システムやIP電話とは異なり、違和感の少ないオンラインセッションを実現する。
公式サイト経由でアプリをインストールし、アカウント登録を行えば無料で利用可能。OSは、WindowsとmacOSに対応している。
オンラインセッションの準備として、まずは代表者がネット上の仮想的な部屋「ルーム」を作成。そのルームに他のユーザーが入室することで、最大5拠点(アカウント)をつないだリモート合奏ができるという仕組みだ。
また、「SYNCROOM」の公式プレイヤーズサイトでは、セッション参加が可能なルーム検索などを行える。
Android向けのβ版アプリも登場
ヤマハの研究開発の一環として、Android向けアプリ「SYNCROOM β」もGoogle Playストアにて公開された。こちらはあくまでβ版のため、利用環境によって不具合などが生じる可能性もあるとのこと。今後は5G通信の普及を見据えつつ、モバイル環境における低遅延の合奏実現を目指して開発を行っていく。
離れている人を音でつなぐ「SYNCROOM」は、音楽の新しい楽しみ方を提案してくれるサービスといえそうだ。
(文・早川あさひ)
- Original:https://techable.jp/archives/129659
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:早川あさひ
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