最近では大量のCM放映などでフードデリバリーの会社として知名度を高めているUberだが、悲願とも言える東京都内でのタクシー配車サービスを開始した。都内ではこれまでハイヤー会社と連携した配車サービスを展開していたが、日の丸リムジン、東京エムケイ、エコシステムの3社との連携でタクシー配車が実現した。
クレジットカードなどでの自動決済や、到着時刻の共有、GPSを用いたリアルタイムトラッキング、割り勘、スポットライトなどの既存機能も利用できる。スポットライトとは、配車依頼したクルマが近づくとアプリ内にカラフルなボタンが表示され、このボタンをタップすると同機能がオンになり、ご自身のスマートフォン画面がカラフルな色に変わる。あとはカラフルな色になったスマートフォンの画面をドライバーに提示すればいい。
タクシー配車サービスは、ソフトバンク系のDiDiが全国規模でサービスの中止を発表するなど事業の選択と集中が進んでいる。首都圏では、日本交通系のMobility Technologies(旧・Japan Taxi)が、横浜を中心にサービスを展開していたDeNA系のMOVを吸収・事業統合するなどシェア争いも激化している。
都内では最後発のUberが、国内外の知名度を生かして既存事業者にどこまで食い込めるのか注目したい。
- Original:https://jp.techcrunch.com/2020/07/03/uber-taxi-tokyo/
- Source:TechCrunch Japan
- Author:Hiro Yoshida
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