型にとらわれない発想力や企画力、それを形にする技術力で多くのゲームアプリや広告・Webサイトなどを生み出してきた株式会社カヤックは、2020年10月に商談会やイベントができるオンラインイベントプラットフォーム「Remobiz(リモビズ)」をリリースする。
これに先立ち、7月7日より予約受付を開始。イベント主催者の希望に合わせて「リモビズ」をカスタマイズし、最小限の手間とコストでより効果的なリモート商談体験を提供していく。
あえて2Dの理由
オンラインイベントには、物理的な距離の排除による「遠くからでも参加可能」「時間の有効活用」という点や、主催者がリアルタイムで参加者の動向データを把握できること、コロナ禍でも安心して開催できるなどさまざまなメリットがある。
もちろん「リモビズ」にもこれらのメリットはあるが、注目したいのは個別商談がスムーズにできる多くの機能。
そもそもVR技術を有する同社がなぜ「リモビズ」にVRを活用しなかったのか? それは商談や展示会などの主目的である「対話機会の最大化」を重視し、参加者のデジタルリテラシー度に左右されない2DのシンプルなUIを採用したからだ。
そして「対話機会の最大化」を実現し得るのが、複数人でのオンライン商談が可能な同社オリジナルの「ビデオチャット機能」をはじめ、Webサイトや参考リンクなどを送れる「簡易チャット機能」、名刺や資料を交換する「ファイル共有機能」、「画面共有機能」や「ドローイング機能」である。同機能を活用すれば、スムーズな商談の実現、ひいてはその場で資料請求や購入誘導などの次のアクションにつなげることが可能だという。
ほかにも、YoutubeやSlideShareの貼り付けなど、各種Webサービスの埋め込みに対応していたり、SnapCameraのような外部カメラフィルターに対応していたりと多種多様なブースページ構築を可能とする。
手間とコストを削減したオリジナルイベント
「リモビズ」は、展示EXPOや採用イベント、ライブeコマースなど主催者・出展者の希望に合わせてカスタマイズし、さまざまなイベントが開催可能。これらのイベントを最低限の手間とコストで実現していく。
また、ウェブブラウザによるシンプルで満足度の高い体験を提供するのもポイントだ。来場者はログイン不要で参加でき、タグによるブースの検索などウェブブラウザならではの利便性を活かし、参加者のニーズを掘り起こしていくという。
主催者の導入フローとしては、まず問い合わせから3~5営業日以内に初回のミーティングを実施し、そこから申し込みへと移る。なお、申し込みは最短で開催の2ヶ月前、おすすめは3ヶ月前とのこと。
その後、約2週間~のカスタマイズ期間を経て、事務局対応準備・データの流し込みに約3~4週間程度かけ、約1週間のインナーテスト後、イベント実施となる。
イベント主催者は管理画面にて、イベント名、出展ブースの発行、開催時間、ブースの大小設定などを管理でき、中央ステージ上への基調講演のYouTubeLive埋め込みや、タイムスケジュールの設定もできるようだ。
また、展示会の出展者は管理画面から気軽にブースを作成でき、参加者に見てもらいたい情報を用意するだけで出展できるとのこと。
- Original:https://techable.jp/archives/130538
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口
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