米国特許商標庁(USPTO)が現地時間2020年7月9日、iPhone11シリーズのカメラモジュールに関する特許を公開しました。本特許情報から、実製品でのカメラレイアウトに至るまでに、複数のレイアウトが検討されていたことが明らかになりました。
特許の内容
Patently Appleが取り上げている特許は、カメラモジュールの構造に関するものです。同メディアは、特許内容を解説する中で、iPhone11シリーズで試みられた、複数のカメラレイアウト画像を掲載しています。
iPhone11 Proのカメラレイアウト
図表FIG.3Bは、iPhone11 Proのトリプルカメラに関するもので、実製品のカメラレイアウトと同じようなものとなっています。
iPhone11と、未採用の11 Proのカメラレイアウト
図表FIG.3Dは、iPhone11のデュアルカメラに関するものです。図表FIG.3Fと3Hのカメラレイアウトは、iPhone11 Proのトリプルカメラのデザインとして検討されたもののようです。
FIG.3Fでは、トリプルカメラを丸く囲むレイアウトも検討されていたことがわかります。FIG.3Hでは、トリプルカメラのレイアウトが実製品とは異なっており、上段に2つのカメラ、下段中央に1つのカメラがレイアウトされています。
iPhone11の、別のカメラレイアウト案
本特許からの、iPhone11のデュアルカメラレイアウト案はAppleInsiderも取り上げており、同メディアが掲載した画像では、デュアルカメラを複雑な曲線で取り囲むレイアウトになっています。
iPhone12 Proサイズでトリプルカメラ+LiDARも可能?
iPhone11 Proで、上段に2つのカメラを並べて搭載できるのであれば、iPhone12 Proにおいても、Face IDを含むフロントカメラハウジングと干渉することなく、上段に2つのカメラ、下段に1つのカメラとLiDARとを配置できるのかもしれません。
iPhone12 Proにはトリプルカメラ+LiDARが搭載されると噂されてきましたが、最近流出したiPhone12シリーズのものとされるモックアップから、iPhone12 ProにはLiDARが搭載されない可能性が高くなっています。
Source:USPTO, Patently Apple, AppleInsider
Photo:Wccftech
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-300436/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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