グリー株式会社の100%子会社である株式会社Wright Flyer Live Entertainment(WFLE)は、バーチャルライブ制作プラットフォーム「REALITY Live Stage」の提供を開始した。
同社は「REALITY Live Stage」を通じ、アーティストには新たなビジネス機会を、ファンには新しいライブ体験を提供していくとのこと。
3Dアバターが魅せるパフォーマンス
新型コロナウイルスの影響で音楽ライブなどのイベントのオンライン開催が急増している。そのなかで同社は、バーチャルライブ配信アプリ「REALITY」において、モーションキャプチャ技術と3DCGを用いたライブ配信を累計500回以上制作。
その企画制作を通じて培ったテクノロジーとノウハウをパッケージ化した、アーティスト向けバーチャルライブ制作プラットフォームが「REALITY Live Stage」だ。
同プラットフォームでもモーションキャプチャ技術を活用し、アーティスト本人によるパフォーマンスを3Dアバターで再現する。これにより、リアルステージでは困難だった演出を可能にし、新しいライブ体験を実現していく。
第1弾として、2020年8月22日に国内外で活躍する4人組バンド「WONK」のフルCGバーチャルライブ「EYES SPECIAL 3DCG LIVE」を開催予定。
ちなみに「WONK」は、メンバーがそれぞれソウル、ジャズ、ヒップホップ、ロックのフィールドで活動するプレイヤー、プロデューサー、エンジニアという異色なバンドで、ジャンルや世代を超えた多くのアーティストへの楽曲提供などを行っている。
「連携」で「一気通貫」のサービスに
「REALITY Live Stage」は、グリーが運営するファンコミュニティ・プラットフォーム「Fanbeats」を活用することで、企画制作にとどまらずライブビジネスを一気通貫で提供できるのも特徴だ。
例えば、クラウドファンディングやファンコミュニティの月額課金による資金調達、チケット販売、限定グッズの制作・EC販売などをサポートし、幅広いビジネス支援を行うことが可能。
また、グリーが長年蓄積してきたSNSの運営技術を基盤とする「Fanbeats」は、公式プロフィールページを作成しフォロワーを集めたり、コアファンの熱量を独自のSNSで蓄積し良質なファンコミュニティを形成したりと集客機能にも長けている。
なお、「Fanbeats」ではなく、他社チケット販売サイトやECサイトなどを自由に組み合わせることも可能とのこと。
- Original:https://techable.jp/archives/131255
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口
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